いつまでも元彼のことが忘れられない本当の理由があるとしたら

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「失恋した彼のことが忘れられない」

「昔の恋人のことを長く引きずっている」

「ずっと彼に執着して苦しい」

こんな風に悩んでいる時。

この苦しみから抜け出すために大切なのは

「忘れられないのには、私なりのちゃんとした理由がある」

ということを知っておくことなんです。

なぜ、これが大切かと言うと、こうした時って自分を責めていることがメインの苦しみ、だったりするからなんですね。

「彼をいつまでも忘れられない私はダメなやつ!」

と自己攻撃しているわけです。

この自己攻撃、意外と自覚できないものなんです。

例えば、失恋した彼のことが忘れられなくて、友達にずっと話を聞いてもらっていたとしますよね。

最初は心配してくれた友達も、段々と辛そうになっていって

「もういい加減、彼のことは忘れて新しい相手を探した方がいいよ」

なんて言われる話、カウンセリングの中で僕もよく伺うことですが、

友達が悪いわけじゃなくて、心配して応援して言ってくれているとわかるから、気持ちは自分に向けられます。

「彼をいつまでも忘れられない私はダメなやつ!」

と自己攻撃しちゃうわけですね。

失恋の時の苦しみって、時間と共に変化していくことがあるのです。

「彼が忘れられない」

    ↓

「そんな自分が許せない」

正確にはこの表現では説明できないものがあるんですけどね。

まずは、

「苦しみの元は彼のことが忘れられない話だったはず」

なのに、

「段々と彼のことよりも、そんな自分が嫌になる、許せない」

という思いの方が強くなっているのかもしれない。

こんな風に自分の気持ちを感じてあげてください。

 

彼を忘れられない深い理由って何?

この記事の最初に

この苦しみから抜け出すために大切なのは

「忘れられないのには、私なりのちゃんとした理由がある」

ことを知っておくこと。

と書きました。

自分を責める必要はないんです。

逆に、

「こんなちゃんとした理由があるんだから忘れられないのも無理はない」

と自分に言ってあげるところから始めていきましょう。

そのためも、この

「ちゃんとした理由」

ってやつをきちんと整理して自分に気づかせてあげることが大切です。

あなたが彼を忘れられない理由はいろいろあるはずです。

例えば、

・初めて一緒にいて楽な人だった

・好きな映画が同じで観終わった後の話が楽しかった

・バカなことばかりやる人だったけど、それで笑わせてくれた

・わたしの話をきちんと聴いてくれた

こんな感じ。

あるいは

・口が悪い人だったけど静かにしている時が素敵だった

LINEをちっとも返してくれなかったけど会っている時は真っ直ぐわたしを見てくれた

・ケンカばかりしていたけど、あんな風に誰かにわたしが怒れる人は初めてだった

こんな感じかもしれません。

紙やスマホのメモ帳に実際に文字に書いていけば、自分でも納得できる理由はあるはずです。

例え、それが友達からは逆に否定されるような理由だったとしても。

これはとても大切な気持ち。

ちゃんとした忘れられない理由なんですね。

こんな風にきちんと自分の気持ちを大切に感じてあげてください。

そして、その次のステップとして、

「さらに深い理由があるかもしれない」

と思ってみてください。

失恋した時は、自己評価がボロボロに傷ついて、ものすごく落ちてしまいます。

大好きな人が選んでくれなかったのだから、自分の魅力、良いところなんか何もない、と感じるのは当然のことなんです。

すると、この自己評価が激しく落ちた状態、つまり、自分には価値なんてない、という思いが強くなると、

「目にするもの、聴こえるもの、あらゆるものを

 『自分の価値のなさ』

 に結びつけてしまう」

こんな心理が働いてしまうことが、とてもとても多いんです。

極端ですが、

「郵便ポストが赤いのもわたしがダメなせい」

みたいになってしまったりします。

すると、彼のことも自分の価値がない証拠、つまり、自分を責める材料に使ってしまえるんですね。

「こんなに彼のことが好きだったから忘れられないんだな」

ではなくて、

「こんな自分はダメだ

 だって、

 忘れ物は多いし、

 めんどくさがりだし、

 職場の上司はいつも怒っているし(←自分と関係ない)

 会社の業績が最近悪いし(←自分と関係ない)

 物価は高いし(←自分と関係ない)

 彼のことが忘れられないし!」

こんな風に、自分を責める材料探しの中に、彼のことも入れてしまうことがあるんです。

本当にあなたは価値がないのでしょうか

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「もしも、彼のことが忘れられない理由が、自分をいつまでも責め続けられるから、だとしたら」

一度、こんな風に考えてみてください。

もしそうだとしたら、自分を責める必要がないことに気づけない限り、ずっとずっと彼のことを忘れることができないことになります。

ここで改めて感じてみましょう。

あなたは本当にそこまでひどく自分を責めないといけないような人なのでしょうか。

決してそうではありません。

あなたのことを心配したり、気にしてくれたり、応援してくれる友達や周りの人に

「わたしってダメな人かな?」

そう聞いてみてください。

あなたを応援してくれる人は、そんなこと思っていません。

実際は逆なんです。

なにが逆かって、

こんなダメな自分でも応援してくれる

のではなくて

あなたに価値があるから、心配して、気にかけてくれて、応援してくれるのです。

すぐには自分の価値を感じられないかもしれません。

そんな時は、こんな風に順番に感じてあげてください。

「彼を忘れられないのには、私なりのちゃんとした理由がある」

「もしかしたら、自分を責め続けるために彼を思い出すのかもしれない」

「ここまで自分を責めないといけないほど、わたしはひどい人なのだろうか」

「わたしのことを心配して、気にかけて、応援してくれる人の顔を思い出してみよう」

「なぜ、この人はわたしを応援してくれるんだろう」

その答えは明らかです。

あなたに価値があるからです。

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