感情を抑え込んでいるとパートナーと心の距離が離れてしまうとしたら?

「最近、夫婦の心の距離が遠い気がする」

「二人の関係性が言葉にできない行き詰まりを感じる」

 

私たちのカウンセリングでは、こんなご相談を受けることがあります。

 

夫婦のすれ違いには、いろんなケースがあるのですが、

 

「相手に遠慮しすぎて

 自分の気持ちを言えずにいる」

 

ことが理由になってること、結構あるのです。

 

そこには、

 

自分を後回しにするために、

自分の感情を抑え込んでいる

 

という心理が隠れています。

 

今回の記事では、

 

感情を抑え込んでいるとパートナーとの心の距離が遠くなる

 

そして、

 

感情を少しずつでも感じて解放してあげることで

その距離が縮まっていく

 

ということについてお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

相手のための遠慮が心の距離を遠ざける

 

あなたの大切なパートナー(夫/妻)に対して、

 

自分の気持ちを言わずに抑える

 

というのは、

 

相手のためにと思ってやっています。

 

相手の気持ちを察すること優先で、

自分のことは後回し

 

にしちゃうんですね。

 

しかし、そのことで、

 

自分の気持ちを伝えることができなくなり

相手もあなたの気持ちがわからなくなり

それが心の距離を作り出してしまう

 

なんてことが起こり得るのです。

 

こうした自分の感情を抑えることは、

 

幼い時から良い子をがんばってきた人に多い

 

です。

 

例えば、第一子とか、長男長女とかによく見られるのですが、

 

・親の期待に応えるため

・家の名誉を背負う

・家族を明るく照らしたい

 

みたいな理由から、

 

自分の気持ちは後回しにして

誰かのために良い子をやり続けると

 

感情を抑え込むことが板についてしまい

 

大人になってからも、

自分でも気づかないうちにそれをやり続けてしまう

 

なんてことが起こります。

 

これは仕事上でもやっていることですが、

 

親や家族は自分にとって大切な存在なので、

大人になってからの大切な存在、

 

つまり、夫/妻に対しては

 

特に幼い時のやり方が再現されやすくなってしまうのです。

 

 

自分の気持ちを抑え込んでいることに気づく大切さ

 

これは、まさに私の話です。

 

そして、心の距離が遠かったのは私たち夫婦の話でもあります。

 

 

私は第一子、長男として期待をされたので、

それに応えるために必死でした。

 

そのためには、自分の気持ちを押し殺す必要がありました。

 

これは、誰かのためにやっていることなので、

強い強い力で抑えらるんですね。

 

そして、長くやっているので、意識しにくいのです。

 

 

私がこのことに気づいたのは、私がカウンセリングを受けていた

後の先輩となるカウンセラーから言われたからでした。

 

しかし!

 

この話をカウンセラーにされても

ピンとこなかったんですね。

 

仕事で自分の感情を抑えてしまう話は、

まだ理解できました。

 

だって仕事なんだから、

感情のコントロールするのが当たり前、

 

と思っていたので。

 

しかし、それを妻にもやっていることは

なかなか納得できません。

 

当時、私は妻ととても仲が良いと思っていたし、

 

妻のために気持ちを汲んであげられている、

それのどこが悪いんだろう、

 

と思っていました。

 

だから、自分の感情を抑え込んでいることも、

 

ましてや、

 

それが妻との心の距離を遠ざけている

 

ことなんて、納得できなかったんです。

 

するとカウンセラーにこんな提案をされました。

 

「まずは、自分がいろんな気持ちを感じてるのに

抑え込んでるところを感じる練習をしていきませんか?」と。

 

そこで、自分の気持ちを感じるセラピーをしてもらったのですが、

全くピンときません。

 

すると、カウンセラーがこんなことを言うのです。

 

 

「あなたは本当に長い間、誰かの期待に応えるために

自分の気持ちを押し殺してきたんですね。

 

そこまで誰かのためにがんばれるってすごいことです。

 

でも、そのことで夫婦の心の距離が遠くなって、

お互い苦しいのは辛すぎませんか?」

 

 

熱意あふれる言葉で言われたのに、私には全く響きませんでした。

 

その様子を見たカウンセラーが

 

「練習だと思って、こんなことを試してもらえませんか?」

 

と別の提案をされたのです。

 

私はピンとこないままでしたが、

 

職場で窮屈な気持ちを抱えていたのをなんとかしたかったのと、

 

心の何かが反応していたようで、

 

この宿題をやってみることにしました。

 

 

自分の気持ちを口に出してみて気づいたこと

 

この時、宿題として提案された練習とは

 

「誰もいないところで

普段は口に出せない人の悪口を吐いてみる。

 

これをきっかけにして、自分の感情があがってきたら、

今度はそれを口に出してみる。」

 

というものでした。

 

私は、仕事で行き詰まりを感じていましたが、

悪い人はいないと思っていたのですが、

 

「思ってみなくても形だけでいいからやってみて!」

と言われて、渋々だけど、やってみることにしたんですね。

 

 

自分の家から離れたところに

誰もいない田畑が広がっているエリアがあったので、

 

休日にそこに行って

歩きながら、誰かへの悪口というのを言ってみました。

 

最初は何も出てこず

形だけでいいからと言い聞かせて

何人かの悪口を言ってみました。

 

小さな囁くような声でした。

 

とても嫌な気持ちになりました。

 

それでも、とにかく続けてみようと思って

30分、歩きながら、いろいろ思いを口に出していました。

 

今思えば、こんなことを30分も続けるなんて

自覚なかったけれど、

よほど苦しかったんだと思います。

 

30分経っても、何も変わらなかったのですが、

 

さらに続けると、段々と、違う言葉が出るようになっていきました。

 

「自分なりにやってるつもりだけどな」

 

「そんなに遠慮してるのかな」

 

「そんなに俺が悪いのかな」

 

そんな言葉が小さな声で出てくるようになって、

しばらくすると、私の口からある言葉が繰り返しでるようになりました。

 

 

「こんなにがんばってるのに」

 

「報われない」

 

 

最初は小さかった声が、繰り返している間に

 

どんどん大きくなっていきました。

 

 

「こんなにがんばってるのに報われない」

 

「こんなにがんばってるのに報われない」

 

「こんなにがんばってるのに報われない」

 

「こんなにがんばってるのに報われない」

 

「こんなにがんばってるのに報われない」

 

 

1時間くらいでしょうか。

 

まさかこんな言葉が自分の口から出てくるなんで驚きでした。

 

でも、やってみても、ちっとも楽にならないのです。

 

それどころか、とても嫌な気持ちになって、

もう家に帰ろうと思いました。

 

カウンセラーのことを恨んだことを覚えています。

 

 

抑え込んでいた感情のほころびがもたらしたもの

 

暗い気持ちで家に着いたら

 

妻が仕事から帰ってきていました。

 

こんな暗い顔を見せたくなかったな

 

と思いながら家で過ごしていたら、

 

妻がなんだかいつもより優しい気がしたのです。

 

 

最初は、暗い顔した自分を心配してくれてるのかな、

と思っていたのですが、

 

何かそういうのと違う。

 

思い切って、

 

「何かいつもと千里が違う感じがするんだけど」

 

と妻に言ってみました。

 

すると妻にこんなことを言われたのです。

 

「なんか、穏やかな顔してるよ、今日」

 

すごく驚きました。

 

そこで初めて気づいたのです。

 

自分の気持ちを押し殺して、

ずっと溜め込んだ何かを

 

少しでも出すことができると

自分の雰囲気が変わるのかもしれない

 

そして、

 

妻との感じが変わるってことなのか?

 

と。

 

それからすぐに、そのカウンセラーの予約を取って

 

何が自分と妻に起こったのかについて質問責めすることになったのでした。

 

 

この体験は、私が、そして、私たち夫婦が

カウンセリングをさせていただく時の大きな思いにつながっています。

 

誰かのためになら、

どんなに自分の感情が苦しくても

抑え込むことができる。

 

それは、あなたが

 

優しくて愛情深い心を持っている

 

からこそできることです。

 

でも、そんな優しくて愛情深い心に

あなたがどんな辛い仕打ちをしているか

あなたは気づいているでしょうか。

 

これは、私だけが抱えていることなのでしょうか。

 

あなたも、もうそろそろ、気づいてもいい時です。

 

あなたの心は、

 

あなたの大切な夫/妻と

これ以上、距離を置くのが限界にきているんです。

 

大切な人のためにも、気づいてあげてください。

 

長い間、自分の感情を抑え込んでいると、

それを感じる練習を一人でやるのは

とてもとても大変です。

 

そのお手伝いをさせていただきたい

 

この思いで、私と妻は、カウンセリングをさせていただいています。

 

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