本日、私、池尾昌紀と妻(カウンセラー池尾千里)は、夫婦喧嘩をしました。
どちらが勝ったかは・・・ご想像にお任せします。
今日は、自宅で仕事をしていたので、仕事部屋に立てこもっていたのですが、
こんな時に限って、急な用事で外に出なければならなくなりました。
慌てて家を出ようとした時、妻は子ども達と、手作りお菓子を作って食べていました。
そんな光景を見ながら、本当に、その時の私には余裕がなかったので、大慌てで外出したわけです。
帰ってきてみると、妻は子どもを習い事に送っていったらしく、家には誰もいません。
なんだか、とても寂しい気持ちになりました。
出てくる言葉は
「俺たち、夫婦でカウンセラーなのに、何やってるんだろう?」
でした。
そう思って、飲み物を取ろうと冷蔵庫を空けた時
目に飛び込んで来たものがあったんですね。
さっき、妻が子ども達と一緒に作っていた、手作りお菓子。
私の分が、きちんと残しておいてあったんです。
今日のお話は、たったそれだけのことなんです。
でも、私に取っては、ものすごい救いになりました。
妻だって、腹が立っているでしょうから、私の分を作らないとか、
あるいは、子どもの手前、作ったとしても、適当に置いておくとか、
いろいろできたはずです。
ところが、きちんと置いてくれていたんですね。
ケンカをした時というのは、その真っ最中はもちろん、しばらくの間は、感情の収まりがつかない場合が多いですよね。
相手の発言や態度に怒りが収まらない。
もちろん、そのまま、相手に怒りを感じ続ける場合もあるんですが、
しばらくすると、「自分も悪かったのではないか」と自己反省や自分を責める気持ちになったりすることも、しばしば。
でも、私たちは、そこに素直になれないんですね。
すぐには無理な場合は、時間を置きましょう。
そして、直接、相手にアプローチができない場合は、
何らかのメッセージを伝えていく。
例えば、「ごめんね」と謝りの言葉。
メールをする。
メモを残す。
それも難しい時は、相手が喜びそうな何かをしてあげておく。
花やお菓子を買ってくる。
夕飯に好物の料理を出す。
布団のシーツを真新しいものに替えてあげる。
ただし、さりげなさすぎると相手が気が付かないこともあるので、注意してくださいね。
(特に相手が男性の場合)
直接渡せなくてもいいんです。
そっと、リビングに置いておくとか。
何かしら、やってあげる。
ポイントは、相手が喜ぶことをやる、ということです。
こうすることで、まず、自分が気分がよくなります。
それは、かなり楽です。
相手と再び、顔を合わせる時に、気分が少しでもよくなっていると、相手を受け入れる余裕が心に生まれます。
また、相手も、自分が喜ぶことをやられて、うれしくないわけでもありません。
何より、「自分に対して心配りや配慮をしてくれた」ことがうれしいのですね。
これは、「自分をないがしろにしてないんだな」という安心を与えることにもつながります。
もちろん、すぐに、素直になれないこともあるでしょう。
でも、二人が仲直りする、きっかけになる場合もあるんですね。
で、私の話に戻りますが。
それが、手作りお菓子だったわけです。
手軽過ぎ!
そうかもしれません(笑)甘いものが好きなので・・・
でも、その心配りがうれしかったんですね。
こんな感じで、私たち夫婦は、二人でカウンセラーをやっています。
ところで、先ほどの
「俺たち、夫婦でカウンセラーなのに、なにやってんだろう?」
の件(くだり)は、この表現だと、妻のキレるポイントになります。
私のせいでもあるのかい!ってツッコミどころになるんですね。
ここは、自分のことをきちんと反省して
「俺は、カウンセラーなのに、なにやってんだろう?」
と思うのが正解ですね。
正解ですが、なかなか、そうは思えないもの。
できるところから、そして、自分がベストを尽くせるところから、やってみるのも大切です。
と、自己弁護をしながら、
今日のブログネタになったな~と思いつつ、
池尾家の一日は過ぎていくのでした。