夫婦円満の4つの秘訣を実行できない「あきらめ」の原因を知り越えていく

夫婦円満には4つの秘訣(「会話」「ふれあい」「感謝」「思いやり」)があります。

しかし、これを実行できないことって沢山ありますよね。

その理由にはいろいろありますが、もとになっているのは「あきらめ」。

「あきらめ」の原因は過去にあります。過去の整理と理解と誤解を解くことが、あきらめを越えていくカギです。

(本記事は「すぐに役立つ心理学講座(2019.9.23)」を改訂したものです)

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夫婦円満に大切な4つをやる気にならない理由

私はカウンセリングの中で、夫婦の関係性がよくなるための大切な4つを提案させていいただきます。

「会話」

「ふれあい(スキンシップ)」

「感謝」

「思いやり」

この4つは、夫婦円満のために、ある意味当たり前のことなのですが、結婚生活が長いと持ち続ける、やり続けることが大変です。

何かしら問題を抱えている夫婦ならなおのこと。

頭でわかっていても、この4つを行動に移そうとしたり、考えたりした時に、それを止めてしまう感情があります。

それは「あきらめ」という感情。

「やっても無駄」

「どうせ変わらない」

そんな気持ちになってしまうので、やる気になれないのです。

しかし、ここで「あきらめ」てしまうのはもったいない。

「あきらめ」はかなり厄介な感情ですが、それを手放していくことは可能です。

そのために大切なことは、今、あなたがこの記事を読んでくださっているということ。

これって「あきらめていない」証拠なんですね。

もしかしたら、あなたの心の中には「あきらめたくない」気持ちがあるのかもしれない。

そこには「何かやり残していること」や「やりきってないこと」がある場合が多いのです。

あきらめを越えていく方法とは、「あきらめ」の中にある「あきらめたくない」自分の意欲に気づきながら、今までやったことのないやり方を学びチャレンジすること。

そのことで、あきらめを手放して、新しい夫婦の関係性を手に入れることもできます。

 ブレーキとなる「あきらめ」を手放すカギは「今と過去を整理して誤解を解く」こと

こうした「あきらめ」はどうして起こるのでしょう。

その原因は多くの場合、過去にあります。

「過去、夫(妻)に何を言っても変わってくれなかった。」

「昔、こんなひどいことをされた/言われた」

「今まで、家族のためにがんばってきたけど、もう限界」

こうした過去が今も同じように続いているように感じるのです。

過去、ひどいことをしたり言ったりしたあなたのパートナーは、もしかしたら、あの時、一杯一杯だったために、その余裕のなさから、あなたを責めてしまったのかもしれません。

もし、今、それが落ち着いているとしたら、改めて近づいて会話をすることで、昔とは違う関係性が築けるかもしれません。

今までがんばってきた方にとっては、それがパートナーに伝わっていない可能性が大です。

それをパートナーに伝えていくのが良いのですが、簡単には言えません。

どんな場合でも、簡単に素直になれないほど許せない思いが整理できていないことの方が多いからです。

怒りとともに相手にぶつけてしまいそう(時には爆発します)で止めてしまうのです。

それを変える方法は「整理して理解し誤解を解く」こと。

どんな場合でも、誤解があったり、うまく伝えられてなかったり、様々な未整理の状況や感情があることが、許せない気持ちを作っています。

客観的に過去を整理して、今、必要な感情を取り戻していきましょう。

やり方は、ノートを用意して、そこに今までの結婚生活の出来事と、折々の気持ちを書いていくことです。

ノートに縦線を一本引きます。

左側に今までの結婚生活での主な出来事を書きます。

右側に、その時の自分の気持ち(嬉しい、悲しい)を書き、続けて

嬉しかったなどのポジティブな気持ちの時には、パートナーに感謝していることを。

悲しかったなどのネガティブな気持ちの時には、そんな出来事が起こったのは、やむ得ない事情や状況や何か理由があるとしたら?と仮説を立てます。

結婚生活を「感謝」と「やむ得ない事情・状況」で整理していくと、今まで見えてこなかったことや、感じられなかったことに気づけます。

このやり方、ウンセリングの中で実際にご相談者と一緒に紙に書いて作っていくこともありますが、かなり効果があります。

私たちは思った以上に、自分で思い込みをしています。

書き出してわかる、今まで気がつかなかったことは、二人の関係性に新しい風を吹かせてくれます。

たとえ小さな風でも、あきらめている時と比べたら、それは雲泥の差なのです。

こうした整理は自分でするのはとても難しいことです。

ですから、誰かの助けを借ります。

信頼できる人に、自分の気持ちの整理してほしいとお願いしてみましょう。

そう考えると「無理!」という抵抗が出ます。

そしたら、今の状況を変えたいのか、良くしていきたいのか自問自答してみましょう。

もしその答えが「変わりたい」「二人で仲良くやっていきたい」ならもちろんですが、「わからない」だったとしたら、やってみる価値があります。

「わからない」はあきらめている時に感じません。

あきらめているようでも、何とかしたいと思っているのです。

実際にできなくても、思いを馳せてみるだけでも違います。

それは、今の夫婦の関係をもっと良くしたい!というあなたの気持ちに気づけるチャンスでもあるのです。

思いがあれば変えていけます。

*次回は夫婦のコミュニケーションの抵抗をつくる「あきらめ」の本当の正体についてお届けします。

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