夫婦関係の「あきらめ」の正体が相手に対してではなく自分に対してのものだとしたら(1)

先日の記事「夫婦円満の4つの秘訣を実行できない「あきらめ」の原因を知り越えていく」の続編になります。

夫婦円満には4つの秘訣(「会話」「ふれあい」「感謝」「思いやり」)があります。

ある意味当たり前のこの話、秘訣というのも大袈裟なんですね。

しかしながら、秘訣と銘打ったのは、この4つを維持していくのが難しいものだからです。

特に結婚生活が長くなると、夫婦の間にはいろんな出来事とそれに付随する感情の積み重ねがあって素直になりにくくなってきます。

しかし、この4つを「あきらめる」必要はないと私は思っています。
今は難しい状況だったとしても、それを変えていくことは可能です。

そのために役に立つのは「あきらめ」の正体を知ることです。

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その一つが先日の記事で書いた「今と過去を整理して誤解を解く」という視点。

*この視点については以下の記事を参照ください。

>>>「夫婦円満の4つの秘訣を実行できない「あきらめ」の原因を知り越えていく」

今回は、さらに別の視点として、夫婦関係の「あきらめ」の正体が、相手に対して「あきらめ」ているだけではなく、自分自身のことを「あきらめ」てしまっているとしたら、という視点でお届けします。

◇パートナーを「あきらめ」ているのではなく、自分を「あきらめ」ているのだとしたら

「あきらめ」の正体は、実は「自分自身へのあきらめ」です。

例えば、

「夫(妻)がいつも不機嫌で、いくら話をしようとしても聞く耳を持ってくれない」

というような場合。

相手の悪い態度が止まらなかったり、相手が謝ることができても同じことを繰り返したり、そんなことが続けば、相手の態度が変わることをあきらめてしまう。

それは当然のことです。

しかしながら、以前の記事でも書きましたが、あなたは今、この記事を読んでくれています。

それは「あきらめていない」「あきらめたくない」証拠です。

あなた自身のことを信頼し、今までとは違う新しい視点を持つことにチャレンジしてみてください。

◇「あきらめ」の理由が「相手が嫌いなわけじゃない」としたら

あきらめるのは、何度同じ努力をしても相手が変わらないから、が理由の大きなひとつ。

そこにはパートナーへの怒りがあります。

あきらめに至るまで、何度もがんばり続けても相手が変わってくれなければ、そこにはどうしても怒りが出てきます。

怒りの大きさや質はケースバイケースですが、パートナーに対して「怒りで話す気にもなれない」と感じることにもなりますよね。

こうなると、心は怒りとあきらめとを同時に持っていることになります。

こうした状況では「夫婦円満にする大切な4つ」をやる気には、なかなかなれません。

しかし、それでも夫婦関係を良くしていきたいという思いがあるのなら、怒りと、そしてあきらめを越えていくアプローチが必要になってきますよね。

この嫌な気持ちを越えていくために役に立つ視点があります。

それは

「夫(妻)のことが嫌いだからやりたくない」

のではないことを知っておくこと。

相手の態度が嫌なのは本当なんです。

しかし、実際の心理は、相手そのものが嫌いな感情よりも

「自分の中にある嫌な気持ちを感じたくなくて、相手を遠ざけたくなる」

という気持ちのほうがずっと大きいのです。

この話は、私がカウンセリングの中でご相談者によく解説させていただく心理です。

しかしながら、「全然、ピンときません!」と言われる方も多いです。

それはそうですよね。

目の前に嫌な気持ちをさせる相手がいるのですから。

そうした気持ちを大切にした上で、

「納得できるかどうかは一旦置いといて、もしそうだとしたらと仮定するところから始めてみましょう。」

そう私はお伝えしていきます。

◎続きはこちらへ!>>>『その2』

 

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