「与え、受け取るパートナーシップのかたち」ってどういうこと?

「与える・受け取る」とはどういうことか。

とても難しいテーマですが、あえて一言で説明すると以下のようになります。

<与えるとは>

自分の痛みよりも

相手の良さをみてあげること

<受け取るとは>

自分の中にある

愛情と優しさに気づくこと

この二つの意味について、

そして、

「与え、受け取るパートナーシップのかたち」とはどういうことなのかについて、この記事でお伝えしていきます。

 

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◇「与える」とは相手の価値を見るということ

私がよくカウンセリングやセミナーでお伝えするのは

「誰かのことを見てあげる」

ということです。

特に、あなたが人間関係、パートナーシップで困っている人、悩んでいる人のことを見てあげる。

夫の態度が悪い!腹が立つ!

そんな時は見てあげられていません。

この場合の見るとは

「相手の本質を見る」

こと。

本質って難しいことじゃなくて

その人のいいところ(魅力、才能など)を見てあげることです。

「こんなに腹が立つやつのいいところなんて今、見られるか!」

と夫の態度が悪い度合いだけ思いますよね。

当たり前です。

しかし、それでも相手のいいところを見ることができたら。

この時、あなたは「自分の痛みに目を奪われて」ません。

別の言い方をすれば

「自分の痛みよりも、相手の良さを見てあげたい」


ということなんですね。

こうして相手のことを見続けていると、今まで怒りや悲しみで見えなかった相手の表情や気持ちを感じることができます。

それが、相手への架け橋(コミュニケーション)をかける意欲につながり、問題解決につながっていきます。

これが「与える」ということだと思うのです。

「受け取る」とは自分の価値を見るということ

与える=相手の価値を見てあげる

だとしたら、こうした見方は、あなた自身が自分の中に価値を見てあげないと、してあげることができません。

ここでの価値とは才能魅力だけでなく、本質的に愛情と優しさを持っている心のこと。

心というのは、自分が持っていないものを、誰かや何かの中に発見することはできません。

知らないものは気づけないですから。

実は、相手の中に価値を見ることができた時というのは、自分の中に同じように価値があるという証拠になるのです。

先に、価値とは本質的に愛情と優しさを持っていること、と書きました。

そもそも、あなたの中に愛情と優しさがなければ、

相手の中に価値を見てあげたい、と思うことができません。

愛情と優しさがない心は「そんな風に見てあげたい」とは思えないからです。

相手の中に価値を見る(与える)=自分の中に価値を見る(受け取る)

「与える=受け取る」は同時に起こるのです。

◇「与え、受け取るパートナーシップの形」とは

私たち夫婦は、先日開催のカウンセリングサービスの母体である

神戸メンタルサービス企画「しくじり恋愛先生」

に夫婦で出演させてもらい、そこで我々自身の振り返りをすることになったのですが、その中で

「どんな夫婦も、最初に必ずお互いの良さを見ていたはずだ」

という大きな気づきがありました。

お互いの良さ、価値(魅力才能)、そして本質的な愛情・優しさ。

付き合った時や結婚を決めた時には、必ずこうした価値をお互いに見ているはずなんですね。

問題がある時こそ、お互いの価値を見てあげる、というより思い出してみる。

また、今よりもっと幸せになるために、今のパートナーシップに必要な何かに気づけるヒントが、お互いの価値を見ることでわかる。

これって、この変化の時代に急に現れたものではなく、以前から大切だったこと。

オンラインや自粛等、人とのつながりが希薄になってしまった今こそ、改めてお互いの価値を思い出してみる、大切にしてみる、そこに改めて二人のパートナーシップのつながりが大きくなるチャンスがある、ということだと思うのです。

具体的にどう取り組んでいくのか
改めてまとめさせていただきますが、

<与えるとは>

自分の痛みよりも

相手の良さをみてあげること

<受け取るとは>

自分の中にある

愛情と優しさに気づくこと

この「与え、受け取る」を土台にして、いつも相手のことを「見てあげる」ことができたら、それは誰かとの関係性を大きく変えることができます。

恋人、夫婦のみならず、仕事、友達などの全ての人間関係において、とても大切な視点であり、このことが円滑で幸せなパートナーシップを作っていくのです。

そうは言っても「与え、受け取る」を実践するのは難しいです。

しかし、心が難しいことは、スポーツや楽器が上達するのと同じで、トレーニングが必要になります。

逆に言えば、今、やるのが難しくても、練習すれば、段々できるようになるということです。

私たちは、こうした練習の場として、ワークショップやカウンセリングがあると思っています。

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