誰ともつながれてないと感じる時、つながりを切っているのは自分だとしたら

「ひとりぼっちだ」と感じた時、とても寂しくなりますよね。

これって、当たり前のように感じられるかもしれませんが、どうして寂しくなるのだと思いますか?

ひとりぼっちを感じている時、私たちの心は「誰ともつながれてない」と感じています。

こうした時は、

「自分とつながってくれる人は誰もいない」

と感じるものですが、もし、それが逆だったとしたらどうでしょう。

 

「誰ともつながれてないと感じる時、つながりを切っているのは自分」

 

かもしれないのです。

 

 

 

自分だけが「誰ともつながれてない」と感じているとしたら

 

最初に、

「一人でいるのが好きだから、部屋でゆっくり過ごす」

時のことを考えてみましょう。

こうした時、私たちの心は寂しさを感じていませんよね。

ひとりでいるから寂しいのではなく、誰ともつながりを感じられていない時に、寂しさを感じるのです。

 

例えば、職場で仕事をしている時、自分はひとりぼっちだ、と感じていたとします。

この時、周りには一緒に働いている人たちがいますから、部屋にひとりではないのに、心がひとりだと感じている、つまり、誰ともつながれていないと感じているので、寂しさを感じるわけです。

 

ところが、この「誰ともつながれてない」という感情や感覚は、自分だけが感じている場合が多いのです。

 

例えば、先の職場での話を考えてみましょう。

「わたしは、仕事ができないから、周りの人からは評価されてない、好かれてない」

と感じていたとします。

 

この時、「誰ともつながれていない」と感じるのです。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

この問いを自らにしていくことが、この寂しさから出ていくために大切になります。

 

全ての問題の原因は分離という言葉があります。
分離とは、誰ともつながれていない、と言っていいでしょう。

 

けれど、もしも

 

「周りの人は気にしていないのに、自分が周りから嫌われている」

 

のだとしたらどうでしょう。

 

誰ともつながれていないとき、私たちは、周りが自分を拒絶した、と感じています。

しかし、実際には

「周りの人は関係なく、自分が自ら距離を取っている」

ことがとても多いのです。

 

もし、そうであるとしたら、こんな視点を持ってみてください。

 

「誰かとつながれてないと感じた時、周りの人の思いに気づいてないだけかもしれない」

 

と。

 

 

「自分には愛される資格がない」という誤解が元になっていると気づく

 

まずは、

 

「わたしが思っているほど、周りの人はわたしに関心がない」

 

ところがスタートです。

 

この関心がない、というのは、無視してるとか、存在を認めてない、ということではありません。

自意識過剰に注意しよう、という意味だと思ってください。

 

自分は嫌われてるかも!と言われて、周りの人は、え?なんで?と思うはずなんです。

なぜなら、良いも悪いもなく、あなたの悪いところを気にしてないことが多いから。

 

そして、次に意識してもらうといいのは、

 

「自分が思っている以上に、わたしを応援してくれる、好きでいてくれる人がいる」

 

ということ。

 

実は、これを感じることが、とてもとても難しいことなんです。

 

嫌われているかも!みたいなネガティブなことって感じやすい。

でも、好かれてるかも、応援されてるかも、ということは感じにくいんです。

 

ここに「誰ともつながれない」から解放される大きなヒントがあります。

 

なぜ、良い思いを感じにくかというと、抵抗が出るからです。

それは、

 

「自分は愛される価値がないのではないか」

 

という思いが、心の底にとても大きくあるから。

 

これは大いなる誤解なのですが、これを解消していくと、段々と

 

「わたしも捨てたものではないかも」

 

という気持ちになっていき、さらに

 

「わたしも応援されてるかも」

 

という気持ちを感じるところに進んでいけます。

 

簡単には思えないものですが、まずはこの視点を持つこと、そして、練習することが、大切です。

 

誰ともつながれてない時は、周りを見られてない時。

そして、その理由は、自分には愛される資格がないと感じているから。

 

だとしたら、自分にも良いところがあってそれを知っている人がいるかもしれない、と周りの人の思いに目を向けるところから始めてみてほしいのです。

 

最初はなかなか気づけないかもしれませんが、

 

「もし、わたしを応援してくれている人がいるとしたら」

 

という思いを持って、周りにいる人を観察してみましょう。

 

すると、今まで気づかなかったような、あなたに対して向けられた優しい言葉や、思いやりの行動が段々と目に入るようになっていきます。

 

「誰ともつながれない」

 

と感じている時は、

 

「誰もわたしとつながりたいと思っている人なんていない」

 

と思っている時なんです。

 

この思いを持ったままでは、周りの人の本当の思いに気づくことはできません。

逆に、

 

「わたしとつながりを持ちたいと思ってくれる人がいるかもしれない」

 

という視点を持つと、そういう人の姿が見えてきます。

 

もっと言ってしまえば、こうした人はすでにあなたに対してつながりを感じているのです。

 

ただ、あなたがつながれてないと感じているだけ。

そうしたことも本当に多いのです。

 

 

誰かとつながる体験が、自分の尊さに気づく練習になる

 

「誰ともつながれない」

 

と感じるのは、自己価値が感じられない時に、自ら誰かとの距離を取ってしまうことで起こるのだとしたら。

 

例えば、私たちのワークショップなどで、誰かと何かしらのつながりを感じる練習をしてみることが、日常であなたの周りにいる人とのつながりを感じられることに効果があります。

 

その練習をしていく時に大切なのは、

 

「相手の価値(才能、魅力、素晴らしさ)を見てあげる」

 

ということ。

 

これをお互いに意識して練習すると、

 

「自分が相手の良さを見てあげているように、相手の人も自分の良さを見てくれている」

 

ことになって、お互いの価値を感じあえるようになります。

 

これは、自分の本当の価値に気づくアプローチでもあります。

 

目の前の人が自分の価値を見て教えてくれている。

そして、自分が相手の価値を一生懸命見てあげたいという姿勢で取り組んでいると、こんなにも誰かのために力を使えることが、自分の中の優しさ愛情に触れていくきっかけになります。

 

誰かとのつながりを感じられない時は、自己価値の誤解が元になっています。

その誤解を解いていくのに、誰かとのつながりを感じる練習が役に立つのです。

 

こうした練習をして、誰かとのつながりを感じる練習をしていくと、日常で周りにいる人とつながりを感じてもいいかも、という許可が出やすくなります。

 

何より、自分はけっこう捨てたものではない、という自分の価値を感じられるようになっていくので、わざわざ自分からつながりを切ってしまうことを減らすことに役立つのです。

 

そして、この練習を、気づきを積み重ねていくと、

 

「誰かとのつながりを感じていない時は自分がつながりを切ってた」

 

ことが本当だったことを実感していきます。

 

この気づきによって、誰かとのつながるためには、自分がつながりを切らないようにするという大切なレッスンを学ぶことになり、大切な誰かともつながれるようになっていきます。

 

***

 

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