「なにごとも心動かず常業守ってゆくときは」

今年の初詣で、おみくじをひきました。

運勢は「吉」だったんですが、そのおみくじに書かれていた言葉に、おお!と思っていたので、その話を書かせていただきます。

なにごとにも心動かず
常業(じょうぎょう)を守ってゆくときは
おもいがけぬ幸をうることあり
いろいろと迷うときは
人にたぶらかされて身のおき所にも苦しみます

おみくじには、こう書かれていたのです。


この、「たぶらかされて」という表現は、おみくじを読む側としては、すごい表現だなと思ったのですが、1年のはじめにもらった言葉としては、これはなかなかに、素晴らしい文だと思いました。

これは僕の解釈でいえば、ようするに
「平常心でいれば、自然に幸せはやってくる」
ということだと思うんですが、でも、それってすごく難しいことですよね。

平常心でいるといいことはわかってるけど、それができないから苦労してるんだ!って言いたくなります。

僕たちは、生きていく間に、いろんな出来事が起こります。
良い事も悪い事も、楽しい事も苦しい事も起こります。
特に問題が発生したり、悩み事ができたりしたら、心は不安になります。
それは、人として当たり前の事だと思うんですね。
その時に、悟りを開いたように、何事にも動じないというのは無理な事です。

でも、気持ちがゆれるのは辛いから、少しでもゆれないようにしたい。
では、どうすればいいか。

心がゆれてしまった時のために、役に立つのは、「今年1年の自分のテーマ」だと僕は考えます。

「なりたい自分って何だろう?」と思いながらテーマを決めた時の私は、幸せな自分やそうなったら楽しいな、という「ワクワクした心」を持っている時です。
そんな楽しい時の私は、心がゆれていない時の自分です。

問題や悩み事や嫌な出来事があった時に何故辛いかというと、自分を見失ってしまうからではないでしょうか。
俺はこれでよかったんだろうか、私はやっぱりだめなんだわ、みたいに自分に自信を持てなくなったり、あきらめたくなったりします。

でも、そんな時に、「今年はこんな自分になりたい!」というテーマが決めてあれば、それを思い出すことで、もう一度、ゆれていない時の自分を思い出す効果があります。

例えば、僕の今年のテーマのひとつは「遠慮しない」です。
ずっと昔から、「自分のことより、人の事を心配する」性格だったので、いつもかっこつけているような感じがして、その性格でいることが苦しかった人生でした。

でも、カウンセリングに助けられ、カウンセラーの勉強をしていくうちに、それはすごく変わっていき、いわゆる「犠牲」をしないようになっていきました。

けれど、カウンセラーになった今も「自分を表現する」ことに関しては、まだまだ遠慮してしまうところがあるんですね。

だから、今年になって、迷った時には、いつも「遠慮しない」という言葉を思い出すように心がけています。

こんな風に書くと、すごく大げさな感じがするかもしれませんが、
もっと単純に言えば、落ち込んでいる時は、希望の光を見ている時の自分を思いだせば、落ち込みから立ち直るのも早くなるよ、ってことです。

というわけで、是非、「今年1年のなりたい自分を思い描く」ことにチャレンジしてみてください。

簡単に自分のテーマが見つからない!という方。
一度、カウンセリングをご利用ください。
一緒に、ご自身にぴったりの今年のテーマを見つけていきましょう。

今年1年のあなたの幸せを心から応援しています。

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