誰かの「夢を叶えた」話がうらやましい時、それは、夢を諦めていない証

最近、縁あって異業種の方とお話する機会がありました。
その時、長年追い求めていた夢を叶えたという方が、その喜びを語るのを聞く機会があったのです。
私は「すごくうらやましい!」となんだか悔しくなりました。
でも、それって大切なことを見落としてない?と後から考え直した。今回は、そんなお話です。


周りの友人・知人や、知らない誰かが「長年温めていた夢を実現した!」と聞いた時。

あなたは、どう感じるでしょうか。

「素直に喜べる」でしょうか。
「うらやましい!」と思うでしょうか。
「あいつばっかり夢を叶えて!」と批判的になるでしょうか。

こんな時、すごくイライラしたり、その相手に腹が立ってくる、なんてことありますよね。

先に書かせていただいた、私もそうでした。

一見すると、「夢を叶えた誰か」への苛立ちや腹立たしさや嫉妬、だと感じるのですが、その気持ちの後ろには、別の感情が隠れている場合があります。

それは、「素直に祝福してあげられない自分は嫌な奴」という自分を責める気持ち。

相手ではなく、自分に向けられた攻撃なんですね。

これに加えて、「あいつはすごいけど、自分はダメだ」という自己嫌悪が入ってきますので、ますます、自己攻撃が強くなる。
こうした心理が隠れている場合が多いようです。

でも、本当に自分はダメなやつ、なんでしょうか。

あなたが今までがんばってきたこと、成し遂げたことって、本当に何もないのでしょうか。

こうした自己攻撃や自己嫌悪になっている時は、自分のポジティブな面を感じることが難しい。

あなたが努力して、手にしている今、を見失っているとしたら、それはとてももったいないことです。

私の場合もそうでした。
最初は、すごくうらやましくて、イライラして、相手と比較して自分はダメだ、と嫌な気持ちになりました。
でも、まてよ?と思い直したのです。

今、私が手に入れているものって、何もないのかな?
カウンセラーになって、講座・セミナーの講師を務めることができている。
妻もカウンセラーになって、夫婦でカップルカウンセリングや講座の講師ができている。

それって、自分がずっと夢だったこと。それを実現して手にしているってことじゃないかって。

そう思ったら、うらやましい、と思ったり、イライラしたことが、恥ずかしくなってきました。
私は、私の努力と成果を受け取ってなかったんですね。

さらに、思ったのです。
今、こうして「うらやましい」と思うことは、「もっと大きな夢に向かって進んでいる証拠」だと。

もし、あなたが、誰かの夢の成就を「うらやましい」と感じた時。
まずは、自分の努力と今、手にしていることを、改めて振り返って、見てください。
思いつかないと振り返りを止めないで。小さなことでも、必ず、あるはずです。

そして、自分が「あきらめていない」「夢に向かって進んでいる」証拠だと思ってあげてください。

そんな自分をほめてあげてほしいのです。

そう整理できてくると、夢を叶えた誰かのことを、祝福する気持ちが出てきます。
さらに、「夢を叶える仲間」とさえ、思えるようになってきます。

あなたのことを、ちっぽけに扱わないであげてください。

そんなあなたのことを、私は応援しています。

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