誰かに嫉妬してしまうのは、自分が勝てないところで勝負しているからだとしたら?

前回の記事

 

「誰かに嫉妬してしまう時、その相手より自分を責めていることが辛いとしたら?」

 

の続編です。

 

 

この記事のタイトルは、

「勝てないところで勝負している」

とつけていますが、実際は、嫉妬の対処法は、勝負しなくていい、する必要がない、ということだと私たちは思っています。

このことを説明していくために、まずは、

「勝てないところで勝負している」

という視点で話を進めていきたいと思います。

 

 

「自分が勝てないところで勝負している」ってどういうこと?

 

 

前回、嫉妬は、

 

「相手と比較して、自分にはない!と自分を責めるのが辛い」

 

だから、

 

「比較しなければ苦しくない」

 

というお話しでした。

 

この

 

「比較しない」

 

というのがとても難しいわけです。

 

 

では、どうすればいいかというと、

ポイントが2つありまして。

 

一つ目のポイントは

 

「勝負しても敵わないところで戦っている」

 

ことに気づくこと。

 

 

例えば、100m走で、すごく早く走れる人がいて、自分は走るのがすごく苦手で遅かったとします。

 

そうした時に、

 

「なぜ100mを早く走れないんだ!」

 

と悩んだり羨ましかったりするかもしれませんが、その人より早く走ることはそもそも難しいですよね。

 

だとしたら、

 

「早く走れなくても、自分の得意なところ、良いところを見つけていけばいい」

 

という発想をした方がいいと思いませんか?

 

才能は個人差がありますから、足は早くなくても、バレーボールの才能はすごい!だったら、バレーボールで才能を活かして活躍してもいいわけです。

 

逆に、その足の速い人は球技が苦手で、バレーボールで活躍しているあなたを羨ましいと思うかもしれません。

 

 

その人にはない自分ならではの才能と魅力に気づく

 

スポーツの例で説明していますが、「足が速い・球技が得意」の部分を別の才能や魅力に変えて考えてみてください。

 

例えば、

 

「美しさ」と「可愛らしさ」

 

「男気がある」と「優しさ」

 

「リーダーシップ」と「見守る力」

 

「元気の良さ」と「静かさ」

 

「決断力の速さ」と「じっくり腰をすえて考えられる力」

 

こんな感じです。

 

人は誰だって得意不得意がありますし、才能や魅力も人それぞれです。

 

私たちは自分にないものを求めてしまうものですが、そのことによって、自分の才能や魅力を見失ってしまうことが良くあります。

 

ケースにもよりますが、自分にないものばかりを追い求めても、それを手に入れたり発揮することは難しい。

 

でも、それで終わらせてしまうのは、あまりにももったいないと思うのです。

 

 

またスポーツの例えになってしまいますが、

 

野球で例えるなら、

 

ピッチャーの才能がある人がバッターの才能がないと嘆いて

バッターの才能がある人がピッチャーの才能がないと嘆いて

 

そして野球そのものを辞めてしまったとしたら、それは変な話ですよね。

 

でも、私たちは、こんな発想をついついしてしまうものなのです。

 

そして、まれに存在する大谷翔平選手のようなピッチャーとバッターと両方の才能を持っている人になれない自分を責めているんですね。

 

よく考えたら、両方持っている人がまれなので、それを目指してできなくて悩んだり野球を辞めてしまうのではなくて、自分の才能に気づいて活かす方向に進んでいけば良い、ということになるはずなんです。

 

「自分はあの上司みたいにリーダーシップが発揮できない」と悩んで仕事を辞めてしまっては、

 

自分が持っている「静かに職場全体を俯瞰して見て調整する能力」を発揮しないままになってしまいます。

 

「可愛くてちゃめっ気がある後輩みたいになれない」と悩んで恋愛を諦めてしまっては、

 

自分が持っている「元気で人を励ます力」を発揮できないままになってしまいます。

 

 

誰かを羨ましいと思う時、その才能や魅力は持ってないかもしれないけれど、他に自分らしい才能や魅力があるのではないか、という視点で自分を見直してみましょう。

 

この部分に気づいて、使っていけると、嫉妬は減っていきます。

 

なぜなら、比較が減り、自分を責める思いが減るからです。

 

 

さて、これで嫉妬の話は終わりではありません。

 

「相手にあって自分にはない才能や魅力」

 

について、

 

「実は、それが自分にもあるとしたら」

 

という見方もあるのです。

 

これが二つ目のポイントになります。

 

*次回に続きます。

 

* * *

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そうすることで、

 

あなたの大切な人と、今よりもっと良い関係、もっと幸せを感じられるようになります。

 

その人を大切にするように、自分自身のことも大切にしてあげられるようになっていきましょう。

 

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