新緑の季節ですね!
街を歩いたり車を運転していると
街路樹の緑が生き生きと輝いて感じます。
これは、
新しい葉が芽吹いていく生命のエネルギー
にあふれているからじゃないか。
自分もそうありたい!との思いが強いので、
こんな風に見えてくるのかもしれません。
そんなことをいつも以上に感じています。
*
さて、カウンセリングでは、
浮気・不倫のご相談をよく伺いますが、その中でも
望まない不倫をしてしまった
という悩みを抱えてこられる方がいます。
その中でも
「優等生タイプが陥りやすい不倫」
というのがあるんです。
そこには、3つの要素
(1)優等生マインド
(2)頼りになる相手
(3)心の隙間
が関係しているとしたらどうでしょう。

優等生で隠した「自己価値のなさ」
もちろん、この3つだけで
不倫が起こるわけではありませんし、
これだけが理由ではありません。
ケースバイケースなんですが、
カウンセリングでお話を伺っていると、
望まない不倫が起こる理由
に、この3つが関係している
と感じられることが結構あるんですね。
例えば、
優等生タイプの独身女性、A子さんが、
既婚で仕事ができる上司のB男さんと
一緒に仕事をがんばっていた
という場合。
不倫が起こる時というは、
この3つの要素がどのように関係してくるか
を見ていきます。
(1)優等生マインド
これは、
良い子でいなきゃ
しっかりしなきゃ
期待に応えなきゃ
こうしたマインドを持っていることです。
この思いがダメなわけではありません。
仕事をしていく上で、大切な思いであり、力でもあります。
問題は、
優等生マインドを持つ人は
自分の価値を低く感じている
場合があるんですね。
すると、
「自分のダメなところを隠すために
がんばって努力しないといけない」
これが、しっかりしなきゃの動機になってしまい、
これだと、
やれて当たり前、
がんばってもやった気になりません。
もう一つ大切なポイントは
「誰かのために役に立つことが喜びになる」
というマインドを持っていることです。
これも、ダメではなくて、むしろ、
この思いが仕事をしていく大きな原動力にもなるのですが、
自己価値を感じてないと、
犠牲的にがんばる
ことになってしまうのです。
次に、
(2)頼りになる誰か
についてです。
例えば、
上司のB男さんがとても仕事ができて、
A子さんが目標としている男性だとします。
すると、
「優等生マインド」のA子さんは、
B男さんに認められたいと、すごくがんばります。
がんばるA子さんをB男さんも評価していきます。
すると、A子さんは
「役に立てて嬉しい」
と感じて、
さらに、
「期待に応えたい」
とがんばるわけです。
頼りになる誰かと共鳴するニーズ
ここまでの話は、問題ではないし、
仕事をしていく上でプラスに働いているとも言えます。
問題は、ここに
「心の隙間」
が入ってきた時です。
これは、
自分のニーズ
と言い換えてもいいかもしれません。
例えば、
「わかってほしい
助けてほしい
愛してほしい」
こうした思いを私たちは誰でも持っています。
これが、優等生タイプで、
かつ、
自分に価値を感じられてない
時には、
こうしたニーズを持っていても、まるで、
悪事の証明書を持っているかのように、
隠さないといけない!
と無意識に感じてしまいます。
弱音を吐いたら評価が下がる
甘えた気持ちを持っていたら嫌われる
そうやって感じてしまうのです。
ところが、相手も同じように
「心の隙間」
を持っていると、それが共鳴してしまいます。
しかも厄介なのは
相手が既婚者や恋愛経験が豊富な人の場合。
結婚して人生経験が豊富だと、
女性が「心の隙間」を隠していること
がんばっていること
に気づきやすくなります。
また、
自分が同じ苦しみを持っていると気づきやすい、
とも言えます。
すると、
辛くても我慢してがんばっているA子さんに対して、
「よくがんばってるね」
「そんなにがんばらくてもいいんだよ」
「辛いことがあれば何でも言ってね」
こんなことをB男さんが伝えていく。
これだけなら上司からの励まし応援の言葉ですが、
ここに、
「わかってほしい
助けてほしい
愛してほしい」
というニーズが、
恋愛関係という形で
満たそうとして、
それに応えてしまうと
不倫の関係
に発展してしまいます。
これは、誘いかけする方が悪いわけですが、
心理的に見た時には、
お互いの心の隙間を満たしたい
という思いがくっついてしまった
と見ることもできます。
カウンセリングでは、
相手の心理分析もしながら、
自分の中にある思いをみつけていくために、
こんな風に整理していきます。
そして、次に、
心の隙間について、
具体的に整理して、
誤解を解く
という取り組みをしていきます。
心の隙間のルーツは親との関係にあるとしたら?
ここでの心の隙間と話させていただいているニーズ
「わかってほしい
助けてほしい
愛してほしい」
これは、目の前の誰か「だけに」向けられているわけではありません。
そのルーツは
「親との関係」
にある場合がとても多いです。
A子さんの場合は、B男さんが男性なので、
父親がルーツになっている可能性
があります。
例えば、
父親が厳しい人で褒めてもらえなかった。
こうした時は、
無意識に父に認めてほしいというマインド
があるので
父の代わりに上司に認められたい
みたいに、
上司のためにがんばる、期待に応えることに
つながる場合があります。
あるいは、逆に、
父親が当てにならないタイプで、助けてもらえなかった
みたいな場合だと、
仕事ができるB男さんに理想の父を見て、
そんな上司に褒めて認めてほしいとがんばる。
こんな風につながっていきます。
実は、父の代わり、であるという視点を持つことが
気づきの大きなきっかけになるのですね。
そして、そんな父を理解していくことに進んでいきます。
父の言動には、必ずきちんとした理由があります。
どんなに厳しくても、当てにできなくても、父の理由があり、
真っ直ぐ伝えてくれてないけれど、
本当は子供を愛している父の思いがあります。
このように愛されなかった誤解を
カウンセリングの中で会話しながら一緒に探していきます。
さらに、
セラピー(心理療法)等を使って
イメージを使ったやり方などで、
感情にアプローチをしていきます。
最初は、
父の話は一旦置いておいて
自分がいかにがんばってきたのか
からアプローチしていくことが多いです。
優等生タイプは、
自分の価値を低く設定していることが多いですが、
実際は、ものすごくがんばってきています。
そんな過去の自分のがんばりを認めながら、
当時、感じたくても感じられなかった
「本当は愛して欲しかった」
こんな、父への気持ちに触れていきます。
この部分を感じていくのは
すごく辛いです。
でも、ずっと抱えてきたこの思いは
外に出たいと願っています。
小さい頃に父親に甘えたかった
この切実な思いは、
誰かにわかって欲しくて
ずっと胸の奥で心のドアを叩いているのです。
それが今になって、
相手を変えて出てきているとしたら。
この子の思いを
感じてあげます。
少しずつ、少しずつ。
ここが解放されていくと
いかに父を思っていたか
愛していたか
に気づいていけます。
この愛の感情・感覚が
これが土台になって、
父との関係を整理することに進んでいけます。
これは、父への恨みつらみが大きいほど難しいので、
そんな時は、どんなに大変だったか、辛かったか、
そんな自分の思いを伝えてもらいながら。
そうやって準備ができた時には、
イメージの中にお父さんを登場してもらい
伝えたい言葉をかけたり、
近づいていったり、
最後は抱きしめてもらう。
そんなやり方を使いながら、
実は父に
愛して欲しかった
愛していると伝えたかった
ことを体感覚で知り、
カウンセリングで頭で理解していた
父にも事情があっただけで
本当は父も自分を愛してくれていた
ことを感じられるようになります。
すると、お互いの愛情を感じられる
ようになるのです。
私たち夫婦が通ってきた道
こんなプロセスで心を整理し、理解し、許していくと
父の代わりが必要なくなる
のです。
この話は、まさに昔の私の話です。
ですので、この記事を書いていて、
過去の自分を思い出して、
すごく辛い気持ちにもなります。
A子さんの立場になったこともあれば、
B男さんの立場になったこともあります。
妻にも、当時関わった方にも
本当に申し訳ない気持ちになります。
妻の池尾千里は、
当時はこの状況を
何事もなかったかのように
していました。
そんな私たちが夫婦でこの状態を乗り越えて、
今ではカウンセラーをさせていただいています。
今回の話は、
私たち二人がカウンセリングを通して
取り組んできたことです。
私たちは第一子長男長女で、
どちらも超優等生でした。
でも、どちらも
自分の価値を感じていません
でした。
それが、
夫婦のパートナーシップがうまくいかなかった原因
になっていたことを、
カウンセリングを通して知っていきました。
カウンセリングは私が最初に受けましたが、
仕事の悩みで受けたのに、カウンセラーから
「本当は夫婦の関係性で悩んでいると思いますよ」
との伝えられたことが、
自分では気がつけなかった
その思いに触れるきっかけになったのです。
私自身の心がどうなっていたのかについて、
お世話になったカウンセラーが、
今日の記事のように、
私と一緒に、それを探し、整理をし、
そして
心の隙間
に気づかせてくれました。
私の場合は、
両親が昼夜逆転の状態で休みなく働いていて、
親から愛されなかった
という誤解をしていたことが原因でした。
これだけ書くと何でもないようですが、
すぐに取り組めたわけではありません。
まずは、自分のがんばりを認め、
自分の中のたくさんの葛藤と苦しみ
を聴いてもらいながら
親を理解して、お互いの愛情を知る
というところに進んでいきました。
私の場合はとても時間がかかりました。
こんな風に、私がカウンセリングの中で
気づき、感じていくうちに、
その変化に気づいた妻、池尾千里が
後からカウンセリングの門を叩くことになりました。
私たちは、浮気や不倫を肯定しているわけではありません。
ただ、振り返って見た時、
あの時の気持ちはとても苦しかったし、
誰かにずっと助けを求めていたと、
今なら気づけます。
なにより、
誰かに今の苦しみを聴いてもらうこと
がとても救いになります。
私たちは誰にも相談できず、
そもそも、
誰かに相談するという発想もありませんでした。
でも、話を聴いてわかってもらえる人がいる。
一緒に解決の道を歩いてくれる人がいる。
この存在が大きかったのです。
私たちは、
今度は自分達がしてもらったように、
誰かのお役に立ちたいと
夫婦でカウンセラーになりました。
不倫の問題は、とても辛いです。
そこには、
相手(自分)のパートナーに対する罪悪感があるからですが、
同時に、自分を激しく責めて、
自分の存在を否定
している苦しみもあります。
しかし、そうなってしまうには理由があり、
それを整理していくことで、
愛されなかった誤解に気づき、
その誤解を解いていくと
罪を償う準備も整っていきます。
その先に、本当に望んでいる
幸せなパートナーシップに進んでいけます。
私たちが乗り越えた経験から、
幸せなパートナーシップは必ずやってくる
と私たちは確信しています。
そして、
そのステージに上がったあとは、
今度はあなたが、
同じ苦しみの誰かを救うことになるかもしれません。
私たちにあなたの思いを聴かせてください。
お待ちしています。
*
【池尾昌紀・千里の夫婦カウンセリングを受けてみませんか?】


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