誰かに嫉妬してしまうのは、自分の魅力がわかってないからだとしたら?

前回の記事

 

「誰かに嫉妬してしまうのは、自分が勝てないところで勝負しているからだとしたら?」

 

の続編です。

 

 

嫉妬してしまう時は、人と比較してしまうから苦しいわけですが、

 

「比較しない」

 

ための2つのポイントのうち、

 

一つ目のポイントは

 

「勝負しても敵わないところで戦っている」

 

ことに気づくこと。

 

という話を前回書かせていただきました。

 

 

二つ目のポイントは、

 

「自分の才能・魅力に自分が気づいてないことに気づく」

 

ということです。

 

 

嫉妬しているものを自分が持っていることを自覚していないと気づけないもの

 

 

前回の記事で、

 

「相手にあって自分にはない才能や魅力」もあるけど、それよりも自分が持っているものに目を向けましょう、

 

という話を書きました。

 

この話とちょっと矛盾しているように感じられるかもしれませんが、

 

「相手に感じる才能や魅力が、実は、自分にもあるとしたら」

 

という視点で見直してみると、自分に素晴らしいところがあるのだから、嫉妬する必要がないことになります。

 

だから、やはり、嫉妬の対処法は、勝負しなくていい、する必要がない、という話になります。

 

前回の記事で書きましたように、確かに、

 

「足が速い人に比べて自分は足が速くない」

 

というような才能や魅力は、相手は持っているけど自分は持ってないもの、になりますよね。

 

でも、誰かに対して羨ましい!と嫉妬している要素の中には、

 

「自分が持っていることに気づいてないから、持っている人に嫉妬している」

 

ということも起こりうるのです。

 

これって、すごくわかりにくい話なのですが、自覚できてないものは気づきようがないことを考えると、気づけなくてもやむ得ないとも思います。

 

「もし、自分も持っているのに気づいてないとしたら?」

 

という視点を持ってみることで、それに気づけることもあるのです。

 

 

誰かを優しいと感じる心はあなたの中にある

 

このことをわかりやすい例で説明する時、よく私がお伝えしているのは

 

「優しい人を見て優しいと感じるのは、自分に優しさがあるから」

 

というお話。

 

カウンセリングで本当によく聞くのが、

 

「あの人は優しいけど、それに比べて、私は心が冷たい」

 

という言葉です。

 

例えば、

 

「会社の後輩は、同じフロアの人が辛そうだとすぐに気づいて、『大丈夫?』と声をかけられる人なんです。

だから皆んなから人気があって慕われてる。それに比べて、私はそんな様子に気づけなくて声もかけられない。

心が冷たい人間だから、慕われないんです。」

 

みたいな話。

 

この話がまさに

 

「優しい人を見て優しいと感じるのは、自分に優しさがあるから」

 

ことを表すエピソードです。

 

「愛の反対語は無関心」

 

と言われることがありますが、心が冷たいということは、周りに関心がないということです。

 

もしそうなら、優しい後輩の気遣いにも、かけている言葉にも気づけないはずです。

 

そして、こんな優しい人が羨ましい、こんな人になりたいと感じるのは、優しさと愛情があるからのこと。

 

「こんな優しい人になりたい」

 

と言っている人のことを、私たちは心が冷たい人間とは感じません。

 

逆に、

 

「こんな風に思えるって優しい人なんだな」

 

と感じます。

 

でも、自分に優しさがあると自覚してないどころか、冷たい心の持ち主と認識していると、このことが感じられないのですね。

 

そして、心の冷たい人は、こうしたことに悩んで、わざわざカウンセリングを使ってくれるはずがありませんよね。

 

冷たい心だったら、そもそもこの悩みが発生しないんです。

 

 

誰かに嫉妬している時。

 

それはもしかしたら、

 

「この人が持っている才能や魅力を自分が持っていることに気づくチャンスかもしれない」

 

という視点で捉え直してみてください。

 

それは、真っ直ぐそのままの才能や魅力ではなく、同じ要素や傾向かもしれません。

 

ここから自分の中にある才能や魅力に結びつけるのは、なかなか難しいことではありますが、この視点を持っているのと持っていないのとでは大違いです。

 

「もしかしたら?」

 

という言葉をつけながら、相手の人を羨ましいと感じることが、何を教えてくれているのかに思いを向けてみてください。

 

うまく見つからなくても、この視点を持っているだけで、嫉妬は減らすことができます。

 

この視点は、相手に向けている意識を、自分の内面に向ける、しかも、自分の素晴らしさに向けることができるので、心の良い部分が何かしら反応してくれるんですね。

 

もっときちんと見つけたい!という時は、親友を頼りにしたり、カウンセリングやワークショップを使っていただけたらと思います。

 

私たちがいつもカウンセリングやワークショップでやっているのは

 

「あなたの素晴らしさに気づいてもらうこと」

 

です。

 

私たちはあまりに自分のことを知りません。

 

自分のことがわかれば、どれだけ素晴らしいものがあるかに気づけ、気づけるとそれを使っていけます。

 

まずは、自分のことを知っていこうと思って行動してみてください。

 

* * *

自分の才能や魅力に気づいていくためには、自分のことをよく知る必要があります。

 

そんな自分の素晴らしさを知るために、自分とつながる練習をしていく1日のワークショップを開催します。

 

参加している人たちとのつながりの中で、自分と向き合い、自分の素晴らしさに気づいて、自分とつながるための1日です。

 

そうすることで、

あなたの大切な人と、今よりもっと良い関係、もっと幸せを感じられるようになります。

 

その人を大切にするように、自分自身のことも大切にしてあげられるようになっていきましょう。

 

ジョイニングという手法を使った実習をメインに、

イメージワーク、フォーカスパーソンセッション(公開カウンセリング)等を通して、

 

今回のテーマを進めていく1日のワークショップです。

 

 

【池尾昌紀・千里のオンライン心理学セミナー】癒やしの1DAYワークショップ

 

「ジョイニング(つながり)1DAYレッスン~自分とつながる、そして、大切な誰かとつながる~」

 

◎2024年10月20日(日)10:00-18:00

 

◎講師:池尾昌紀・池尾千里

 

◎ゲストカウンセラー:・一澤藍子・おだにひろみ・品田沙織・高塚早苗・にしだしお(10.12現在)

 

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