【自分軸で生きるための心理学】連載記事
#1:「自分らしく自然体でいる」ことと「わがまま・自己中」とは違う
#2:なぜ、自己価値を知ることが自分軸で生きるための方法なのか
#3:心の境界線を引く
#4:自己価値より気づきにくい自己受容の大切さ
自分軸で生きたい。
カウンセリングの中でそう言われる方が増えています。
別の言い方をすれば「自分らしく」「ありのままに」生きるということでしょう。
自分軸で生きられない時、それはパートナーシップ、仕事、人間関係などに影響が出てきます。
パートナーシップでは、例えばこんな悩みを抱えることになります。
・パートナーに思っていることが言えない。
・相手の言うことに合わせすぎてしまう。
・Noが言えない。
・パートナーのことを本当に好きなのかどうかわからない
すると、恋愛をすること自体が怖くなったり、婚活がうまくいかなかったり。
パートナーがいても、二人の関係性がうまくいかなくなったり。
こうした悩みを解決していくだけでなく、自分軸で生きていくことは、人生を幸せにしていきます。
今より一歩先の幸せのために。
自分軸で生きるための心理学についてお伝えしていく連載です。
◇自分軸で生きることの難しさ
自分らしさ、ありのまま、という言葉をよく耳にしますが、私は「自然体であること」と表現しています。
それは、喜怒哀楽が自然に表現できること。
すると、人生はさらに幸せになっていきます。
こうしたテーマのワークショップを開催する理由は、私がカウンセリングの現場や講座でお話していると「生きづらさ」を感じている方に多く出会うからです。
そうした方々の特徴は「周りに気を使う」「調整能力がある」そして「優しい」こと。
これって才能であり、魅力なのですが、誰かのために愛情や優しさを使っていくと、自分が後回しにしてしまうことも多くなってしまうのですね。
すると、自分に負担がかかってしまったり、自分らしさを発揮できなくて、これが生きづらさの元になっているのです。
◇「自分らしく自然体でいる」ことと「わがまま・自己中」とは違う
私たちは「自分らしく自然体」でいながら「周りの人とうまくやっていくこと」はできないと思い込んでしまっています。
しかし、それは共存できるのですね。
なぜできないと感じるのでしょう。それは「自分らしく自然体」だと「わがまま・自己中」になってしまうと思っているから。
わがままで自己中な人は「世界は自分を中心に回っている」かのような言動をしたりしますが、実は「自己価値が低い」人の方が多いのです。
価値がないことを隠したいから威張ったりわがままになってしまうのです。
逆に言えば、自己価値を正しく感じられている人は、わがままで自己中にならないことになります。
(続く)
【自分軸で生きるための心理学】連載記事
#1:「自分らしく自然体でいる」ことと「わがまま・自己中」とは違う
#2:なぜ、自己価値を知ることが自分軸で生きるための方法なのか
#3:心の境界線を引く
#4:自己価値より気づきにくい自己受容の大切さ