池尾流にこのテーマで感じたことを書かせていただきました。
「女性としての幸せを受け取る」って、「自分の価値に気づく」ことなんだと思うんですね。
絶対に女性としての価値、魅力って持っているのに、自分だけが過小評価しているとしたら。
まずは「あなたの女性としての幸せをイメージする」ことから取り組んでみましょう。
カウンセリングでは、様々なご相談を伺いますが、女性のクライアントさんとお話ししていると、最終的に「女性としての幸せ」がテーマになっていくことがあります。
でも、最初はこうしたテーマでカウンセリグが始まるわけではありません。
例えば「婚活」「失恋」「夫婦問題」といった具体的なテーマがあり、ご相談をいただくわけなのですが、悩みを整理していくうちに「女性としての幸せ」に話が至っていく、という流れになることが多いです。
例えば「婚活」がうまくいく方法をご相談くださった場合。
「なかなかいい男性に出会わない。本当にいい男なんてこの世にいるの?」
「婚活サイトで知り合った人と実際に会っても、何を話したらいいかわからない。相手の男性も黙ったままだし・・・」
「そもそも婚活する気にならない。どうしたらやる気になるの?」
このように様々なお話を伺いますが、種類の違う相談の中にもいくつか共通している点があります。
その一つが「女性としての幸せのイメージを持てているか」ということ。
例えば、私がカウンセリングの中で婚活のご相談を受けた時に提案する一つとして
「結婚した後の、平日の夕方の具体的なイメージを一緒に作っていく」
というやり方があります。
面談ルームで、あるいは、オンラインで、ご相談者さんとお互いの顔をみながら、紙とペンを用意していただき、私が質問して答えてもらい、それを書き留めてもらう形で進めていきます。
私の質問というのはとてもシンプルなもので、
「あなたは結婚した後、仕事をしていますか?専業主婦ですか?」
「(働いているなら)平日の夕方、夫とあなたとどちらが先に帰宅しますか?」
「どちらが夕飯の用意をしますか?」
「(夫のほうが帰宅が遅いなら)夫が帰ってきたらどこで出迎えますか?玄関、キッチン、リビング?」
デートの休日ではなくて、平日の夕方、というのがポイントです。
最近はオンラインでの面談カウンセリングが増えているので、画面上のご相談者さんの顔がよく見えるので、私の質問に困惑する方が多い。
質問は簡単なのに困る理由を聞くと
「イメージしたことがないからわからない」
という答えが返ってきます。
逆に言えば、イメージできたら心は方向性を持つので、パートナーシップを持つことに心は動きやすくなっていくんですね。
ところで、偉そうに書いてますが、そもそも私もこうしたイメージがなかった一人です。
私は男ですが、昔は「男性としての幸せなイメージ」を全く持てていませんでした。
当時は気づいていませんでしたが、カウンセリングを受け、心理学を学んでいくうちに気づいたのは、私の心の深いところに「男としての価値がない」という強い思いがあったからなんですね。