今日は、小学校3年生の子どもの参観日でした。
私にとって、小学校3年と言えば、人生で辛かった時期ベスト3!に入る時。
そんな私の思い出が、今日の参観日で書き換えられたと感じた。そんなお話です。
悪いことが重なる時期、というのは誰にでもあるものですよね。
私が小学校3年生の時というのは、自分の家が大変だったり、友達との関係が悪くなったり、先生との相性が合わなかったり、いろんなことがありました。
担任の先生はまっすぐなきちんとした良い先生だったのですが、とにかく私が合わない感じを持って、敬遠して、態度も悪かったので、先生の目も厳しくなりますよね。
私は、優等生タイプだったので、反抗期というものがなかったのですが、この1年だけは、別だったように思います。
随分、悪いことをして、親や先生に叱られました。
後にも先にも、こんなに親と学校に迷惑をかけたことはなかったのではないか、と思います。
毎日学校に行きたくなかったし、当然、成績も悪くなります。
それで、ますます行きたくなくなるし、友達ともうまくやれない、先生ともうまくやれない、みたいな日々だったんですね。
なので、私の中では、小学校3年生は魔の一年、というイメージが残っていました。
今日、授業参観に出てみて、一番驚いたのは、クラスの雰囲気でした。
明るくて、みんな元気でした。
そして、何より、私の子どもが元気にうれしそうに、授業に積極的に参加して、一生懸命、手をあげて発言しようとしていました。
たった、それだけのことなんです。
今日、私が見た光景は。
授業参観だったから、子どももはりきっていたのでしょう。
学校生活にはいろいろありますから、単純に、素晴らしい学校、クラス、教育、と手放しに喜んでいるわけにはいかないとも思います。
でも、私にとっては、わずか一時限のこの授業が、自分の中の小学校三年生のイメージを変えてくれたように思うのです。
小学校三年生の自分の子どもが明るく元気に授業を受けている。
その光景が。
人は、過去の記憶を自分のいいように書き換えてしまうところがあります。
もしかしたら、私自身の小学校三年生も、すべてが悪かったわけではないのかもしれません。
また、自分が楽しめなかった分、子どもが替わりに楽しんでくれている。
そう感じたのかもしれません。
目で見て、肌で感じる。
この『体験』が心のイメージを変えやすくする。
何よりも、心にインパクトを与えてくれるんですね。
いい体験をしましょう。
それを求めて行動してみましょう。
その時、心の中の『いい部分』が反応します。
改めて、そう感じた、今日の参観日でした。
子どもと家族に感謝です。