幸せを感じるのは「状況」ではなく「感情を感じる」時(2)

幸せとは「状況」ではなく「幸せを感じている」感情があること。

 

前回は、心は「思考」と「感情」という二つの側面を持っている。

思考だけでは心は動けない。

感情によって心は実感していく。

というお話をさせていただきました。

今回は、感情を感じられる心は喜び楽しみを感じやすくなる、というお話です。

 

◇「感じる」心は喜びも感じやすくなり、それは伝染する

「感じる」心があると、いろんなことにワクワクできるようになります。

喜び、楽しみ、嬉しさ。

そんな感情を感じられるのです。

こうした喜びを感じやすい人は、周りの人を惹きつけやすくしていきます。

しかめっ面の人が近くにいたら、ちょっと距離を置きたくなりますよね。

でも逆に、いつも喜び、楽しみ、嬉しさを感じている人がいたら、近くにいきたくなります。

なぜなら、そんな人と一緒にいたら、こちらも嬉しくなれるから。

こういうタイプの人のそばにいるのは楽なんです。

攻撃的な人とは逆だから。

いつも楽しそうにしている人が近くにいたら、その人のことをどんな風に思うでしょう。
楽しそうな人には、好感を持つことが多い。
そうした人のところには、人が集まってきやすいですよね。
親しくなりたいな、と思わせる人は、そんな人なのではないでしょうか。

こうした喜び、ワクワクしている人と親しくなっていくと、その楽しさのエネルギーを心地よく感じ、益々その人のことが好きになっていきます。

すると、この人のことを応援したいな、と思うようにもなります。

応援する人がいて、そんな風に誰かを応援する自分も気持ちいい。

ワクワクするエネルギーは周りの人に伝染していくのです。

そうは言っても、どうしたらワクワクを感じられるの?というご質問もよく伺います。

まずは、「感じる」練習をしてみましょう。

喜び、楽しみ、嬉しさを感じやすくするための仕掛けを日常に取り入れていきます。


◎月末には来月のための、楽しい計画を立ておき、実行する。

◎楽しいところに行く、美味しいものを食べる、という計画を立てる。そして実行する。

◎服装、メイクなどを今までと違ったものにする計画を立てる。

さらに、依頼者を探す。

センスのいい友人や信頼できる店員さんなどのアドバイスを受けてみる。

さらに、さらに。

◎素直に楽しめている人と親しくなって、その近くにいて様子を見る。さらに、できる真似をする。

◎素敵だと思う芸能人のことを調べたり、やれる範囲、自分に合ったやり方で真似をする。

そうした、いつも楽しもう、という思いを持ち続けることの積み重ねが、喜び、楽しみ、嬉しさ、ワクワクを感じやすくする心を作っていきます。

 

(続く)

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私の提唱する「自立三点セット(我慢強い、弱音が吐けない、一人でやってしまう)を手放すと幸せになれる」お話。

よろしければ、こちらの記事もご覧いただけたらと思います。

>>>「池尾昌紀の『シリーズ・自立三点セットの心理学』」 

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