【自立三点セットの心理学(1)】仕事はきちんとしてるのに、こと恋愛に関しては依存的になってしまう私

仕事はきちんとできるし、評価もされてるのに、こと恋愛に関しては依存的になってしまい、うまくいかない。

こうした悩みをお持ちの方は、日頃からとてもがんばってる方なんですね。

そのがんばりが大きい分だけ、しっかりしなければ、と思ってしまう分だけ、弱音が吐けない、頼れなくなってしまう。

その反動が、恋愛で出てしまう、という場合があるんです。

弱音が一点に集中してしまうから、依存的になって、苦しくなってしまうんですね。

それを回避するには、日頃からがんばっている自分を認めてあげること。

頼りにする、助けを求める、弱音を吐く練習をすること。

それが依存的な恋をしないようになる方法になります。

自覚していない方が多いのですが、仕事がきちんとしていると評価されるのに、恋愛になると依存的になってしまっている方は、とても自立している場合が多いのです。

自立しすぎていると自分にとても厳しくなってしまいます。
すると、自分はまだまだ甘い、と思ってしまうので、こんな自分はきちんとしないと堕落してしまう、と感じている方が多い。

甘い自分=依存的な自分

だから私は依存的、とそもそも思っているのですね。

しかし、本当は逆なんです。普段、自立的だからこそ、弱音が吐けない分をどこかに出さないとやっていられなくなる。
そのために、恋愛に関してだけ依存的になったりするのです。

依存的な自分だから、依存的な恋愛をするのではなく、自立しすぎているから依存する先が必要になってくるということなんです。

「依存的な恋愛をする自分をなんとか変えようと努力してみるのですが、なかなかうまくいかない」
そんな時には、この視点をまずは持ってみてください。

こうした方は、「我慢強い」「弱音が吐けない」「一人で何でもやってしまう」という、私が名付けた「自立三点セット」をお持ちの方がとても多い。

普段、どこにも弱音が吐けない、頼れない、そんな状態でがんばっているので、弱音が吐ける場所が見つかると、日頃の抑圧している分が、どっと流れていってしまいやすいのです。

そんな時、効果があると考えられる方法は、「自立そのものを緩める」というアプローチ。

ようするに、「恋愛」以外のところで、弱音を吐いたり、誰かを頼ったり、助けを求めたりしていくこと。

また、普段からリラックスすること、休むこと、緩めることを大切にして、実行に移すこと。

そうしたアプローチをお勧めしていきます。

もし、生き方そのものを緩めることができたら、その状態で恋愛しても、その相手だけを頼りにする必要がなくなるので、今までのように依存的にならずにすむ可能性が出てきます。

また、普段からリラックスしたり休んだりしていることで、心も身体も余裕ができて、恋愛に対して、余裕を持ってのぞむこともできやすくなります。

そして、この余裕や、誰かを頼りにするやり方が、今までより仕事を効率的に進めることができるきっかけになることもあるのです。

自立を手放していくのは、なかなか大変ですが、まずは自分が「自立三点セット」(「我慢強い」「弱音を吐けない」「一人で何でもやってしまう」にはまっていないかどうか、チェックするところから始めてみてください。

思い当たるところがある方は、まず、一人でいいので、誰かにその事実や思いを話してみましょう。

気づくだけで、また、誰か一人に話すだけで、楽になっていきます。

「気づくだけで何が変わるの?」
そう思われるかもしれません。
しかし、毎日毎日の気づきは、心に方向性を持たせます。
少しずつ筋トレをしているようなものです。
いつも自立三点セットを意識していると、無意識に今まで気づかなかった自分の自立(我慢・弱音・一人でやる)がわかるようになってきます。
知ればやめたり変えたりする行動が取りやすくなります。

気づきは全ての問題解決の元。
まずは気づくことから始めてみてください。

◇「自立三点セットの心理学」のまとめ記事はこちらへ>>>【シリーズ・自立三点セットの心理学】まとめ記事

タイトルとURLをコピーしました