幸せを感じるのは「状況」ではなく「感情を感じる」時(3)

幸せとは「状況」ではなく「幸せを感じている」感情があること。
連載の3回目です。 

◇幸せを感じるのは、状況ではなく気持ち


幸せを感じる時というのは、状況ではなく、その時の気持ちです。


お金、地位、パートナーなど、幸せを感じられる状況はいろいろあると思うのですが、


状況や条件が整っていても、それだけでは幸せを感じられないこともあります。


お金があっても、無人島では幸せを感じられない、という表現をすることがあるのですが、お金を使うにしても、その使い道がなかったりしたら、喜び、楽しみ、ワクワクする気持ちは感じられません。

持っていても、喜びを感じらえるかどうかが大切な要素になるのです。

状況(お金、地位、パートナー)がある → 幸せ

という図式だけでなく

感じる=喜び、楽しみ、ワクワクする → 幸せ

という図式を加えてみる。

そうすることで、見えてくるものがあります。

◇パートナーシップは、人ありきではなく、自分が幸せを感じられる人を選ぶこと

パートナーシップで考えてみましょう。

私たちが誰かを好きになった時、この人じゃなきゃダメだ!と思います。

それは当たり前の話なのですが、これだけで幸せなパートナーシップが得られるわけではありません。

幸せなパートナーシップを得るための優先順位の最初は、「私が幸せを感じられること」で」あり、

次に来るのが「それを感じられる人を選ぶ」なのですね。

相手ありきではなく、自分が幸せを感じられる条件の人はどんな人なのか、が先で、

それを叶えてくれる人を選ぶ、という順番なのです。

とはいえ、こんな風にパートナーを選ぶのはなかなか難しい。

しかしながら、自分が幸せを感じられる時はどんな時なのかについてきちんと考え、感じられるようになっておくことが大切なのです。

それが感じられたら、誰かと出会った時に、この人なら幸せになれる!と感じられますし、どんなに好みのタイプの人と出会っても、幸せを感じにくい人なら選ばないでおくことができるようになります。

そう簡単にはいかないのが恋心ですが、このことを知っておくことは、幸せなパートナーシップを得る上でとても大切なことなのです。

(続く)

前回の記事
>>>幸せを感じるのは「状況」ではなく「感情を感じる」時(1)
>>>幸せを感じるのは「状況」ではなく「感情を感じる」時(2)

私の提唱する「自立三点セット(我慢強い、弱音が吐けない、一人でやってしまう)を手放すと幸せになれる」お話。

よろしければ、こちらの記事もご覧いただけたらと思います。

>>>「池尾昌紀の『シリーズ・自立三点セットの心理学』」 

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