最近、小さなことでイライラしやすい
落ち込みやすい
疲れやすい
そんな風に思っている方。
あなたは知らず知らずのうちに「ちゃんと休めていない」状態になっているのかもしれません。
ちゃんと休めてない方は、その自覚がない方のほうが多いのです。
ということは、自覚なくても「もしかして、ちゃんと休めてないから、最近調子が悪いのかな?」と自分の状態をチェックしてみることをおすすめしています。
イライラや落ち込みや疲れは、そのサイン。
このサインを感じたら「ちゃんと休めているか」を自問自答してあげてください。
そして、休む、気分転換する、リラックスする時間を作ってあげてください。
また、コロナ禍での日常が継続しているのも、自覚しにくくさせています。
コロナ禍のストレスやプレッシャーは、当初は自覚できていても、段々と当たり前のように感じて、最近は気にならないとか、気にしないようにしている、という方もみえます。
もちろん対策はきちんとしているのですが、考えすぎないようにしていたり、やるべきことに集中して、この事態を対処しているわけです。
◇努力家できちんとしている人ほど「自分に厳しい」ことに気づく
私のカウンセリングでは、「別の部署に異動になったらとても苦しい」みたいなお話を伺う時があります。
希望に沿わない異動や、新しい部署での人間関係がうまくいかないのかな?と思ってお話していると、
「前の部署がハードワークすぎて、楽な部署に異動をしてくれることになり、異動当初はとてもありがたいと思って仕事をしていました。
異動先の人もいい人ばかりです。
しかし、段々、苦しくなってきて。その理由がわからないんです。」
例えば、こんなご相談だったとします。
この苦しみって、なんだと思われますか?
それは「仕事をしてない」ことだったりするのです。
今の部署でさぼっているわけではありません。
きちんと自分の仕事はしています。
しかし、前の部署があまりにハードワークだったので、その部署の人に悪いとか、自分ばかり楽な仕事でいいのかなと責めてしまう。
そうではないのです。
今までがんばってきたからこそ、今の部署にきているとか、厳しく仕事をするやり方以外の別のやり方を学ぶ時であるとか、そういう視点を持つことで、苦しみは減ります。
何より、休むことが大切。
あのままのやり方で働いていたら倒れてしまいます。
そうなったら元も子もありません。
こうした例は他にもたくさんあります。
・急な病気で入院している時
・納得して退職して次の転職先を探している時
・結婚退職して専業主婦になった時
・産休育休中 など
きちんとしていて、努力家で、自分に厳しい人ほど、こうした時に、今までの働き方と違うことで、自分を責めてしまうことがとても多いのです。
がんばることが当たり前、自分を厳しく追い込むのが当たり前。
そのことそのものが悪いわけではありません。
しかし、自分に厳しくしすぎるとか、自分を責めてしまうのは間違っています。
「私は自分に厳しすぎないだろうか」ということについても自問自答してあげてください。
◇自覚なくとも自分に休息と心の栄養を与えてあげましょう
きちんとしていて、自分に厳しい方は、自覚ができないものですが、最近、ちゃんと休めていない自覚があってもなくても、定期的に自分に休息と栄養を与えてあげる習慣を作ろうと思ってみましょう。
・気分転換のための散歩や趣味を持つ
・心が震える(泣く・笑う・感動する)映画を観る
・自分へのご褒美と思って美味しいものをテイクアウトする
例えば、こんなことを週に一回は自分に与えてあげましょう。
友達とオンラインでもいいから話す、カウンセリングでカウンセラーと思いの丈を話すことでもいいのです。
大切なのは、あなたが自分の素晴らしさに気づいてあげること。
自分に厳しいほど、がんばっていることを認めてあげてください。
その上で、自分への休息と心の栄養を与えてあげてください。
それだけの資格があなたにはあるのですから。