心が一番辛いのは「わからない」時~愛しているの?恨んでるの?それさえも、わからない~

愛しているかどうか
それさえも、
わからなくなってしまったの?

昔、そんな歌があった気がします。


どんな状況の歌だったか、思い出せないのですが、

この言葉の通りだったとすると

このセリフを語っている人は

相手が「わからなくなっている」ことに気づいている

つまり、この人はわかっている、ということです。
そのズレ=二人の心のズレ。
そこに気づいているからこそ、

このセリフを言わざるをえない、
この語り手は、辛い思いをしている。

その心境を語っているのだと思います。

でも、
おそらく、「わからなくなっている」相手の人も
かなり苦しいのではないでしょうか。

心は

自分の気持ちが

「わからない」

時が一番辛い

そう言います。

「わからない」と気づけている時は、まだいいのです。

でも、多くの場合、「わからない」ことに気づけていません。

私たちは、
窮地に陥っている時、
問題が目の前にある時、
大きなショックを受けた時

自分の思いに気づく余裕がありません。

また、少しずつお互いの心がズレていった時は
長い時間かかっている分だけ、
何がズレているのか、
わからなくなってしまう。

そんなことも、よく起こります。

こうした、自覚できない
「わからない」

は、自分をとても苦しめます。

そして、
「わからない」
と言われた側も

「どうしてわからないの?」
「どうしてわかってくれないの?」

そう、苦しみます。

カウンセリングとは、

自分では気づけない「わからない」に気づく場所

私はそう思っています。

もし、今、あなたが何かで苦しい時、

明確な理由がわかっているつもりでも

実は、本当の気持ちが

「わからない」

のかもしれません。

相手が

「わかってくれない」

のが辛いのかもしれません。

そんな時は、一緒に、気づいていきましょう。

「わからないこと」
「わかってもらえない、わけ」

それを知るだけで、

心が、すっと楽になる

そんなことも多いのです。

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