先日は、子どもの幼稚園の運動会であった。
演目に、保護者による綱引きがあった。
子どもの前で、いいところを見せねば!
そういきり立った。
クラス対抗である。
子ども達も応援に熱が入る。
綱を持ち、さあスタンバイオッケー。
そこで、審判を務める先生から、
意気込みについてのインタビューがあった。
「絶対勝ちます!」
「倍返しで勝ちます!」
気合いの入った、お父さん、お母さんの声が響く。
それに合わせて、私も気合い十分だ。
と、突然、私のところにマイクが向けられた。
「お父さん、意気込みを!」
「・・・が、がんばります。」
突然のことに、緊張した私は、こともあろうに
弱々しく、こんな台詞しか言えなかった。
しーん
気合いが入った他の保護者の皆さんとのギャップに
どう反応していいかわからない空気が運動場に漂う。
先生も、反応に困っている。
そんな中、綱引きが始まった。
・・・結局、私のチームは負けた。
子ども達の残念そうな声が響く。
私のせいだろうか。
私が、あんな気合いが入らないコメントをしてしまったからだろうか。
そう思いながら、
今年の運動会は幕を閉じたに思われた。
家に帰ると・・・
今度も、妻に土下座である。
仲良き事は美しき哉
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