迷子になっちゃった!(その1)

3歳の息子が迷子になってしまった、その騒動記と、これを元に心理学の話を書いてしまえ!という、またしても自虐的なお話である。


ある日のこと。
仕事をしていると、兵庫の友人から一通のメールが届いた。

「お宅の息子さん、迷子になったの?」

何のことかわからない。

その日は、妻と子ども2人が名古屋駅周辺で妻の友人とランチをすることになっていた。

不思議なメールが届くなあ、と思ったとたん、イヤな予感。

もしかして、本当に迷子になったのではないか、と感じた。

うちの3歳の息子は、とにかく「わんぱく」である。
名古屋の繁華街なんかいったら、糸の切れた凧のように、飛んで行ってしまうことは想像に難しくない。

それにしても、わからないのは、なぜ遠く離れた場所にいる友人から、このメールが届くか、である。

もしかして!と思った私は、「Twitter」をざっと探してみた。

すると・・・なんと!

秋葉カウンセラーの「Twitter」に書き込みがあるではないか!

「名古屋の地下鉄の駅で迷子のアナウンス。池尾さんの息子さんの名前が呼ばれたけど、まさか本人じゃないよね」

詳細は忘れたが、こんな内容だったと思う。

なんという偶然。
秋葉カウンセラーがこの日、名古屋に出張に来ており、迷子のアナウンスで私の息子の名前を聞き、「Twitter」に書き込んだその内容を見た、兵庫の友人が、私にメールしてきてくれたのだった。

慌てて、妻に電話。
しかし、電話に出ない。

これは・・・本当に息子だな、と確信した。

今、探している最中か、あるいは取り込んでいる最中であろうと考え、メールに切り替えた。

「息子、大丈夫?」とだけメール。

本当に大変なことになったら、電話が必ずあるはずなので、連絡がないということは、大丈夫だろうと、ここは信じて待つ事にした。

なかなか連絡はこない。

しばらくしてから、着信を見た妻から、ようやく電話があった。

私:「今、どこ?」
妻:「名古屋駅のホーム。これから電車に乗って帰るとこ。何だった?」
私:「息子、大丈夫?。迷子になったんじゃないの?」
妻:「え~!!!。何で知ってるの?!!!」
私:「詳しくは帰って来てから話すよ。」
妻:「私も詳しくは帰ってから話すわ~。」

という会話が交わされることになった。

後に、聞いたところ、迷子になった時の、かなりリアルタイムで私は情報を知ったらしい。

約1時間の騒動の後、息子は妻と再会。

無事だったからよかったようなものの、全く人騒がせな息子である。

☆「その2」に続く☆

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