今、我が家のブームは「6さいのばらーど」という歌。
NHK「みんなのうた」で放映されている歌なのだが、我が家の娘はまさに6歳。
その本人が、気に入って、いつも歌っている。
この歌詞が実に6歳の女の子の心境をみごとに表現していて、微笑ましい。
特に私の心に響くのは、なんといってもこの部分
「パパとけっこん?しないわ たぶん」
女の子は、成長するに従って、今まで大好きだった父親から、外の異性に目を向け始める。
それまでは、結婚するとしたら自分のお父さん、だったのだが、段々と、父親とは結婚できない、とか、父親と結婚しているのは母親、という意識を持ち始める。
そうして、段々、今度は、父親と結婚なんてとんでもない、きもい!となっていくわけである。
こうして思春期を迎えるわけである。
6歳というのは、ちょうど、この移行期に当たるので、父親と結婚することについては、「どうやら父とは結婚しないらしい」と思い始める頃。
でも、まだ、父親のことは今も大好き、と思っている。
この歌詞の「 たぶん」というところに、この微妙な女の子心が伝わってくる。
などと、偉そうに書かせていただいたが、ようするに、ただの理屈で固めているだけである。
「お父さん嫌い!あっちいって!」と言われる日が近いのだなあ、と思う複雑な父親心なのである。
そんなことをぶつぶつつぶやいていたら、奥さんから「ぶつぶつ言ってないでちゃんと仕事してよ。」と痛いところをつかれる始末。
私も思わず口ずさんでみるのである。
「おとうさんです~♪、44さいです~♫」
・・・誰も聞いてない。
仲良き事は美しき哉