近くて遠い、遠くて近い「男と女」。そんな「男性心理」「女性心理」を夫婦カウンセラーの池尾昌紀・千里が、それぞれの立場で語る連載その3。
今回のお題は「別れたくなる理由」です。
【今日のお題】
「別れたくなる理由」【男心編】
男性が、彼女や妻と別れたくなる時。
そこには、どんな心理があるのか、
今日は、みてみたいと思います。
今回のこの連載は、6/7の心理学ワークショップのために書き始めたものです。
男性が、一番傷つく言葉、というのがあります。
それは「役立たず!」なんです。
男性というのは、
「自分が愛する人の役に立ったと感じる時しか、自分の幸せを感じられない」
生き物なんです。
女性からは想像しにくい、とよく言われますが
「あなたが笑顔じゃない」だけで、男性は、自分に価値を見ることができないのです。
この心理は、男性自身が気がついていない場合が多い。
言葉に出して、指摘しても、ピンとこない人もいるんですね。
それぐらい「誰かの役に立たなければ男じゃない」という意識が、当たり前になっているんです。
例えば、離婚を言い出された女性がカウンセリングを使われた時。
怒りを、あるいは、悲しみをどうしたらいいのかわからない、とか
開き直っている相手をどう扱ったらいいのか、とか
離婚したほうがいいかどうか迷う、とか
ご相談の内容はいろいろですが、その原因を整理していくと
女性の方の心の中に
「過去、あるいは今まで、夫を放ったらかしにしてしまった」
という罪悪感を持っている場合があります。
夫の態度が悪い場合や、時には浮気をするなんてとんでもないことをしでかす場合もあります。
でも、周りの人が夫が悪いといっているような状況でも
離婚の理由は、夫ではなく妻である私にあったのではないか、と
自らを責めてしまう女性の方がたくさんいます。
そこには「思い当たる節」があるからのようなのですね。
夫の愛情にあぐらをかいていた、というようなこともあるかもしれませんが
子育てが忙し過ぎた、といった状況的にしかたがないことも多いのです。
でも、男性は、そうした事情よりも、放ったらかしにされることで、
「自分は必要ないのだ」「役に立たない存在なんだ」
と感じてしまう。
この状況が続くと、男性はそれに耐えられなくなって、別れを決意していってしまうのです。
女性からしたら、妻だって大変なのに、夫のわがままだ、と思われる方も多い。
それは当たり前の感覚ですよね。
でも、男性の「役立に立てない」という心理は、本当に大きいのだということを理解していくことが、別れを回避していく大きなアプローチになります。
「別れ」を男性に切り出された時。
恨みつらみは、カウンセラーにぶつけてもらって、
まずは、彼の中にある「役に立たない苦しみ」を理解するところから始めてください。
そして、どうしたら彼が「役に立っている」「自分の存在を認めてもらっている」と感じられるようになるのかを考えてみましょう。
この気持ちを持ちながら、「おはよう」「おかえり」の挨拶を積み重ねるだけでも、本当に違ってきます。
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<今日のお題の『女心』については、妻・池尾千里が書いています!>
「別れたくなる理由」【女心編】
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さて、次回のお題のお知らせです。
【次回のお題】(予定)
「セックスのお話」
男性心理を、夫・池尾昌紀が担当します。
女性心理を、妻・池尾千里が担当します。
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今後、こんなテーマを予定しています。
○家を継ぐ男性。嫁ぐ女性。
○相手の愛情にあぐらをかく心理。
どうぞ、お楽しみに!
【「こんな時の『男心』・『女心』がわからない!」シリーズ】
☆男心を池尾昌紀が、女心を池尾千里が担当しています。
1.『相手の機嫌が悪い時』
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