先日、池尾昌紀&池尾千里のカップルカウンセリングを受けてくださったご夫婦のお話です。
カウンセリングを受けるまでは、「感情を感じることをコントロールして生きてきた」お二人でした。
それが、夫婦そろって、私たち夫婦カウンセラーのカウンセリングを受けていく間に、段々と「感情を感じる」ことができるようになっていかれました。
最初に変化されたのは、奥様のほう。
このお二人のケースでは、理論的なサポートは池尾昌紀が、感情のサポートは池尾千里が担当し、お二人の言葉にならない気持ちを代弁していきました。
男性の気持ちは男性カウンセラーが、女性の気持ちは女性カウンセラーが、感じやすいもの。
時には男同士で「それ、男としてはこだわるの、わかる!」と意気投合し、
それを観ている女同士で「男って馬鹿じゃないの?そんなことにこだわってるの?」と共感しあって。
そんな風に、男性サイド、女性サイドに分かれて、気持ちを理解し、表現し、サポートさせていただくことで、二人の本当の気持ちが、まるで「通訳される」ように明らかになっていきます。
☆具体的な内容の例は、こちらをご覧ください。
>>>【こんな時の「男心」「女心」がわからない!・シリーズ】「連載もくじ」
>>>【夫婦のラブ・クリニック】
「夫婦のラブ・クリニック(12)・男性心理・女性心理を知る」
愛し合って結婚した夫婦でも、男性心理と女性心理の違いは、意外と知らないもの。
そうしたすれ違いが、離婚、浮気、セックスレスなどの問題に発展することも、あるのです。
今回のお二人の問題は「子どもが欲しくない」ということ。
彼は「子どもが欲しい」、彼女は「子どもが欲しくない」。
このテーマについて、掘り下げていきました。
突き詰めていくと、出て来た答えは、表面意識では「子どもが欲しい・欲しくない」という違いがあっても、深層心理では、二人ともが「子どもを持つことへの怖れ」を感じていたのでした。
その理由は、二人とも「責任感が重すぎる」ということ。
でも、同じ「責任感」でも、質が違っているのです。
男性は「子どもを持つことで社会的に責任を取れるほど、俺は立派な男じゃない」という責任感。
女性は「良妻賢母になれない私は、子どもを育てる資格がない」という責任感。
これは、いかにも男性ならでは、女性ならではの感覚の違い。
ここを理解していくことが、二人の責任感を重く感じすぎることを解放していく第一歩になります。
お互い、愛情が大きいからこそ、責任を重く感じすぎている。
そして、二人とも「自分なんてちっぽけな存在だ」と自己価値を低くしてしまっていることが原因のひとつになっていました。
こうしたお話を、じっくり、私たち夫婦カウンセラーが、それぞれの立場で解説していくことで、ようやく「気づく」という段階に進んでいきます。
自分が変化する第一歩は、「気づく」ことから。
「気づく」ことができないと、何を変えていったらいいのか、わかりません。
逆に、「気づく」ことができたら、それの変えていく行動に移していけるのです。
カップルカウンセリングの効果。
最近、私たち夫婦は、それを痛感しています。
カップルカウンセリングでとても大切なのは「二人の同意の上でカウンセリングを受ける」こと。
相手を無理にカウンセリングに引っ張ってきても、頑なになるだけで、むしろ「逆効果」になることも多いのです。
効果的にカップルカウンセリングを使うためにも「二人の同意」を大切にされてください。
これができていないのなら、まずは、お一人で受けてください。
パートナーシップの問題(離婚、浮気、セックスレス等)でお困りの方に、お勧めしています。
【池尾昌紀・池尾千里による「カップル・カウンセリング」のご案内】
詳しくは>>>こちらをご覧ください