「自分を変えたい」「状況を変えたい」と思う時。「心理学的な見方が役に立つ」ことってよくあるんです。
カウンセリングやワークショップで、私がお伝えしていることは「今とは違う視点を持つ」ということ。
そうすると、誰かや何か、また、自分に対する見方が大きく変わることも少なくありません。
例えば、あなたが夫に怒ってるとします。
「いつも、何も手伝ってくれない」「話を聞いてくれない」あろうことか「浮気なんてしでかした」なんて時。
当然、腹が立ちますよね。
みんな、夫が悪い!と感じます。
ところが、心理的に見ると、「怒りのメカニズム」って「自己攻撃」だったりするんです。
「あきらかに相手が悪くて怒ってるのに、どうして「自分のことを怒ってる」ことになるの!」
そう思いますよね。
このお話、面談カウンセリングや講座でお話すると、私も、よくつっこまれます(笑)
ところが、相手に怒っている時に、自分に怒っている時って、私たちはよくあるんです。
元になっている気持ちは「私が悪いから」という無価値感。
(私が悪いから)「いつも、何も手伝ってくれない」
(私が悪いから)「話を聞いてくれない」
(私が悪いから)「浮気された」
実は、一番の苦しみは、夫の言動ではなく、それをきっかけに感じる「自己攻撃」。
もし、そうだったとしたら、最初にやるべきことは
「夫を責めるのをやめよう」
ではなくて、
「自分を責めるのをやめよう」
なんです。
自分を責めるのをやめることによって、ようやく、夫を責めることが減っていきます。
心理学は、こんな風に使っていくと、本当の自分の気持を知り、そのことによって、効果的な言動に結びつけることができるんですね。
「自分を変えたい」「状況を変えたい」時に、役に立つ、こうした心理学的な見方。
カウンセリングや心理学ワークショップでご提供しています。