「一年の計は元旦にあり」
年の初めの1月に、今年のビジョン(叶えたい夢・達成した目標・手に入れたいもの・なりたい自分)を具体的に設定すると、夢や目標が手に入りやすくなり、また、1年を充実したものにすることができます。
ビジョンの立て方のポイントは、具体的にイメージできる形で描くことです。
心は普段意識できる部分(表面意識)とは別に、意識できていない部分(潜在意識)があるといわれます。
潜在意識は心の大部分を占めるといわれ、ここに具体的なイメージをインプットすると、心がその実現に向かって動いていきやすくなるといわれるんですね。
スポーツ選手が必ずと言っていいほど取り入れている「イメージトレーニング」は、潜在意識にイメージをインプットすることで、実際の競技に効果を発揮する手法です。
潜在意識は感情・感覚の世界なので、そこへのインプットは、感覚的なアプローチの方が入っていきやすい。感覚的なアプローチの一つが「イメージ」なのです。
表面意識と潜在意識・無意識の領域を比べると、圧倒的に潜在意識・無意識の方が大きいと言われます。これだけ大きな割合を占める「潜在意識」を使わない手はない!わけです。
ですから、新しい一年をどんな年にしたいかについて、具体的にイメージしていくと、心に方向性が生まれて、その方向に向かって動いていくことができるのです。
◇新年、心はこれから始まる一年に想いを馳せている
大晦日を過ごし、新年を迎えた今の時期。
心はこれから始まる一年に想いを馳せています。
「新しい一年は、今年より、もっといい一年になりますように。」
自覚している時も、無自覚の時もありますが、心こんな風に感じているのです。
そこに周りの状況が加わってきます。
街の景色も、テレビ番組も、音楽も、あらゆるものが「新しい年を迎えた」ことを感じさせるものであふれています。
こうした環境がより新年への想いを強くします。
もし、一年のビジョンを立てるのに、その気にならない、なかなか心が動いてくれないと思っていても、この年始の流れが、前を向いて進んでいく心を後押ししてくれます。
その気にならない時は、そう考えてビジョンを描くことをやってみてください。
もちろん、忙しくて休む暇がなかった方や、前向きにはとてもなれない方にとっては、心を前に進ませるよりも、休ませてあげることのほうが大切な場合もあります。
年始の間に難しければ、1月の間にビジョンを立てようと思ってみてください。
年末年始の流れに乗って、今年のビジョンを描くと、一年のあなたの幸せを後押ししてくれます。
(次回からは、具体的に「ビジョンを描く」やり方についてお伝えしていきます)
◎続編はこちらへ>>>新年1月は今年の幸せなビジョンを描くのにピッタリのタイミング(2)