ひとりぼっちと感じていなくても、誰ともつながれていない時があるとしたら

全ての問題の原因は分離という言葉があります。

分離とは、誰ともつながれていない、と言っていいでしょう。

一人で孤独でいると、ひとりぼっちだと感じて寂しくなる、悲しくなる、苦しくなる、そんな感情を感じます。

しかしながら、こうしたことを感じている時以外にも、誰ともつながれていないことがあります。

 

例えば、超自立している時。

こうした方は、そもそも一人で生きています。

超自立の特徴の例は、

「仕事は弱音を吐かずにやるものだ」

「誰かに頼るなんて負けた気がしてありえない」

「自分でやる方が早いから頼まない」

「迷惑をかけるくらいなら自分がやった方が楽」

こんな感じ。

こうしたことが悪いとは限りません。
仕事をしていく上で、弱音を吐きまくって、頼りまくってしまったら、進んでいきませんよね。

仕事でも恋愛でもそうなのですが、一人でがんばる方がいいことと、頼ったり手伝ってもらった方がいいことがあります。

しかし、超自立していると

「一人で弱音を吐かずにがんばる」

この一択しかないのです。

すると、いつか、がんばれなくなって、燃え尽きてしまいます。

仕事の人間関係、恋愛関係、家族関係など、誰かとの関係性は持っていても、誰ともつながれていません。

誰ともつながれないまま走り続けるので、孤独に倒れてしまうのです。

時に独りよがりに思われるこうした方は、実は、自分のためではなく、誰かのためにがんばっています。

自分の弱さがバレてしまうのが怖い、プライドが許さない等の心理もありますが、深いところにあるのは、誰かが苦しむより自分が苦しんだ方がいいという優しさや愛情なんですね。

だから、こうした方は誰かや何かや社会に貢献したいとがんばっている人も少なくありません。

言ってみれば、「すべての人に優しい世界」を作るためにがんばっているのです。

しかし、このやり方ではうまくいきません。

せっかく優しさと愛情からやっているのに、全く自分は喜びや楽しみを受け取れないので、燃え尽き等に苦しむだけでなく、苦しむ姿を見ている周りの人も苦しくなってしまいます。

周りの人、大切な人のために優しい世界を作ろうと自分を追い込むことは、結局は、その人たちを苦しめることになるのです。

燃え尽きてしまったと感じた時には、やり方を変える時。

一人で進むやり方から、誰かと共に進むやり方に変える時なのです。

区別も違いもない世界に進むためには、誰かとつながりの橋をかける必要があります。

日常で急にやるのは難しいですが、段々と練習していくことで、「一人で進む」と「誰かと共に進む」選択ができるようになります。

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