「姫キャラだよね」ってよく言われるけど、ピンとこない。なんでそんなこと言われないといけないの?(1)

名古屋で面談をしていると、結構でてくるテーマのひとつ「お姫さまキャラ」。褒め言葉であっても、言われる方はあまりいい気持ちにならない、むしろ、「マイナス」なイメージを持つ人も多いようです。
でも、自分の中の「お姫様」を受け取ることが魅力を開花させる鍵だとしたら?。


女性は、幼い頃、「お姫様」に憧れる傾向があると思います。
(もちろん、人によって違うし、ジェンダーの視点は大切です)

「シンデレラ」「白雪姫」などの物語に憧れ、お姫様のドレスが着たい!と思ったりします。

ところが、成長するにしたがい、この思いは大きく変化していくようです。

それは、「自分」と「お姫様」とのギャップを、段々と感じていくからなんですね。

誰もが自分のことを「お姫様」だと感じ、将来は「お姫様」になると夢見て、それを信じている。
でも、現実は、そうではなかった、という思い。
夢が破れた感覚、なんですね。

自分が「お姫様」だと信じていると、周りがそう扱ってくれなかったり、馬鹿にしたりする。
また、自分が自分に失望して、「お姫様」であるはずがない、と自己否定してしまう。

そうなると、大人になってから「お姫様」そのままの感覚でいる女性を見ると、腹が立ったり、否定したくなる。

「世の中そんなに甘くないのよ」
「ちゃんと自立しないと、幸せになれない」

みたいな思いをぶつけたくなる時があります。

もちろん、実際に、そのキャラのままでは、仕事に支障がでるといった現実的な面もあるでしょうが、
心理的には、自分が「禁止」していることをやられると腹が立つ、ということなんです。

「お姫様」への思いがなくなったわけではありません。
ずっとどこかで、「お姫様」への憧れや夢は持ち続けているようです。

わかりやすいのは「ディズニーランド」。
普段は、「お姫様」を忘れていたり、否定していたりしていても、あの場所では「お姫様」の気分になれる。
なぜなら、「ディズニーランドは、お姫様などのキャラクターになりきっていい」という共通認識ができている場所だから、安心して「お姫様」になる心の許可がでるからなんですね。

ということは。

実は、どんな女性も大人になった今、「お姫様」の要素がある、ということなんです。

もっとはっきり言えば

「今、あなたは、お姫様になっていい」

ということだと私は思っています。

面談でそういうと、

「そんな簡単な話か!」
「男のくせに、女性の気苦労がわかってるのか!」

などど、いつものように、私は、クライアントさんに叱られたりします。
毎度のお話ですが、「池尾死ね!」と愛着を持って言われるカウンセラーならでは、と思います。
(そういうと、更に、「あんたは、どれだけ自分が好きなのよ!」と叱られますが・・・)

「お姫様」に対して、今までいろんな気苦労や苦しみなどがあれば、簡単に「お姫様になればいいよ」なんて言わないで!と、思いますよね。

私は男なので、女性のことは心の底から理解することは無理だ、と思っています。
でも、それをちゃんと自覚した上で、理解すること、共感することはできると思っています。

男性の視点だからこそ、見ることができる女性の魅力や才能、というものがあると思うんですね。

名古屋の面談で出てくる、この「お姫様」がテーマの話とは、

自分には魅力がない、と自信がなくて、パートナーがいない、とか。
結婚や恋人はいるけど、私のほうが自立していて、甘えられなくて、相手とうまくいかない、とか。

こんな場合には、「お姫様」がテーマとして隠れている場合があるんです。

もし、あなたが気づいていないだけで、「自分の魅力を表現できてない」としたら、どうでしょう。

ちょっと考えてみてください。

確かに、子どもから大人に成長していく過程で、「お姫様」は一度、卒業しなければならないかもしれません。

けれど、大人になった今、なぜ「お姫様」になってはいけないのでしょうか。

知識も、理性も、社会性も身につけた、大人の女性だからこそ

「真のお姫様性」を発揮できるのではないでしょうか。

そんなお話を、今後も書かせていただきたいと思います。

(男性の方は、今回のお話を「ヒーロー」に置き換えて、お読みいただいたらと思います)

☆次回に続く

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