「自分を大切にしましょうって言われても、どういう意味なのかわからない」を解決する視点を学ぶ

◇「間違った自己イメージを書き換える」という視点

 

カウンセリングの中でよく伺うこととして

「自分を大切にするってよく言いますけど、それってどういう意味なんですか?」

こんなご質問をされる方が多いんですね。

至極当然の疑問、と私は思います。

「勉強道具を大切に使おう」

「誕生日にもらった本を大切にする」

この大切にするってわかりやすい。

でも、自分を大切にするとなると、途端にわかりにくくなります。

 

その理由は目に見えないものを大切にする話だから、なんだと思うんですね。

目に見える物を大切に扱っているかどうかはわかりやすいけれど、

心は目に見えないから。

自分を大切にするとは、自分の心を大切にする、という意味なんです。

自分のことでも、目に見えることに関してはわかりやすい。

例えば、

趣味でやっているテニスの試合が迫ってきたけど、

練習で手首を捻ってしまったから、手首を使う時は慎重になろう

みたいな感じ。

手首は目に見えるから、大切に扱いやすい。

でも、同じ目に見える身体のことでも、

心が、思いがくっつくとわからなくなります。

喉が腫れてるけど、大切な仕事のイベントがあるから

そんなこと言ってられないと、声を出す、とか。

「自分を大切にする」がわからない理由は、目に見えるか、見えないかだけにあるのではないのです。

「見たいか見たくないか」「感じたいか感じたくないか」と心が勝手により分けてしまっていることが、わかりにくくさせているのですね。

よりわける=選り分ける

心は認識したいかとうかを選択してしまっているのです。

 

◇自分を大切に感じられるかどうかは自己価値を感じられるかどうか

自分を大切にするとは、自分の価値を感じられていると、感じやすくなります。

つまり、自分を大切にすることがピンとこない時というのは

「自己価値を感じられていない」時なんですね。

自己価値を低く設定していると、自分のことを見るのが嫌になります。

自分の顔が嫌いな時、鏡を見るのが嫌になるのと同じ。

だから、自分の身体と心が今、どうなっているのかを見て感じることができなくなります。

見て、感じられないのに、わかるはずはありません。

自分を大切にすることがわからないとは、こういう心理が働いているんですね。

では、どうしたら自分を大切にすることに気づけ、実際に大切に扱えるようになるかというと、

自分の価値に気づく

ことがその方法になります。

 

◇間違った自己イメージを書き換えるという視点

私たちは、本当に自己価値を低く設定し、自分に厳しく生きています。

でも、それは自分で自分を誤解している、間違った自己イメージを持っているからなのです。

私たちカウンセリングサービスが、カウンセリングやセミナー・ワークショップでお伝えしているのは、この自己価値のこと。

まずは、「間違った自己イメージ=自分には価値がない」を持っている自分に気づき、それを書き換えてみようと意欲を持つところから始めてみてください。

そのために、自分のがんばりを認めてあげましょう。褒めてあげましょう。

そして、がんばった自分に小さくてもいいのでご褒美をあげてみましょう。

明日は仕事がお休みの日の夜に、コンビニで好きなお菓子を買ってあげるだけでもいい。

これが自分を大切にするということなんですね。

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