不倫をしてしまった理由が「大切な人に頼れなかった」からだとしたら? 〜カウンセリングでの話が日常と結ついた時、何が訪れたのか〜

浮気や不倫のご相談。その中には、

 

浮気をしてしまったという苦しみ

 

もあります。

 

私たちは浮気を肯定しているわけではありません。

 

しかし、

 

浮気を止めたいと思いながら止められない

 

そんな苦しみの方にも

そこから抜けるためのサポートは、

必要だし、とても大切なことだと思っています。

 

なぜなら、浮気をしてしまう人は

ほとんど自覚できてないのですが、

 

「本当は浮気したくない」

 

と思っていることがとても多いからなんです。

 

 

 

不倫の原因が「大切な人に頼れない」からだとしたら?

 

「結婚して子供を産んでからは専業主婦。

子育て中も、働きたい、社会に貢献したいと思っていたので、

子供に手がかからなくなってから仕事を探して就職。

 

職場でがんばっている姿を認めてくれた男性と、

そんなつもりはなかったのに、関係を持ってしまった。

 

こんな関係を続けるのはよくないと、

何度も思って止めようとしたけど、

 

別れても、相手の方が近づいてきたり、

私の方が連絡してしまったりと、

 

なかなか関係が終わらない。

どうしたらいいの?」

 

 

こんなご相談。

 

私たちのカウンセリングにこられる

こうしたことで悩み、苦しんでいる方は

 

問題の根っこが

 

「自立しすぎ」

 

であることがとても多いです。

 

ここでの「自立しすぎ」とは

 

「我慢強い、弱音を吐かない、一人でやってしまう」

 

ということ。

 

ですので、自立しすぎの特徴について

カウンセリングの中で質問していきます。

 

「あなたは、我慢強くないですか?」

「弱音を吐くことをしませんよね?」

「一人でやるのが当たり前ではないですか?」

 

すると、

我慢強い自覚がある方は、結構、多いんです。

 

でも、

 

「弱音ってなんですか?」

「いつも愚痴を言ってますけど?」

「仕事は一人でがんばるものでしょ?」

 

このような答えが本当に多いのです。

 

自覚がない方がほとんど、なんですね。

 

それは、

 

「我慢強い、弱音を吐かない、一人でやってしまう」ことが、

 

当たり前になってるから

 

なんですね。

 

これが、

 

「どうして浮気とか不倫につながるのか」

 

というと、

 

「我慢強い、弱音を吐かない、一人でやってしまう」

 

ことが、大切な人に出やすいから、なんです。

 

このやり方は、別の言い方をすれば、

 

「自分が一人で背負う」

 

やり方です。

 

このやり方で、生まれた時から

大切な誰かやものを守ってきた

歴史があるからなんです。

 

すると、

 

一番大切で、そして、

一番甘えたい、頼りたい、弱音を吐きたい相手、

 

つまり、パートナーに対して、

それができなくなります。

 

だって、そんなことをしたら

守れなくなる、支えられなくなる

 

と誤解しているから。

 

すると、

 

がんばってもエネルギーの補給がないまま

走り続けるようなものなので、

燃え尽きてきます。

 

もちろん、仕事でもやってるんですが、

 

仕事の関係者は、パートナーよりも

ずっとずっと心の距離は遠い。

 

絶対的に守らないといけない存在でない分

逆に、甘えが出やすくなる場合もあるのです。

 

がんばりすぎて、燃え尽きている時に、

実は心の距離が遠い人から優しくされると、

思わず、甘えてしまう。

 

不倫は、こうした時に起こったりするのです。

 

 

自覚できない「がんばった自分」にカウンセリングで気づく

 

今回の私たちのカウンセリングでも、

この話をさせていただきました。

 

最初は、ご相談者さんは多くの方がそうであるように、

この話は、納得いかない様子でした。

 

そこで、

 

どれだけ今までがんばってきたのか」

 

について、私たちと一緒に探してもらいました。

 

時系列で、結婚してから、今までのことを

紙に書いていきます。

 

・結婚して共働きだった頃

・子供が産まれた時

・育児・家事に追われていた時

・再就職してからも子供のサポートと家事 など

 

具体的に紙に書いて

目に見える形にすると

やっと、

 

「自分のがんばり」

 

が実感していけます。

 

それでも、

 

「もしかしたら、わたしはがんばってきたのかな」

 

というレベルです。

 

なぜなら、

 

やって当たり前

 

だったからです。

 

 

「こんなにがんばってきたのに、

あなたは誰にも頼れないままだったとしたら。

それは、限界がきますよね。

 

そんな時に、

あなたのがんばりを認めて、

優しい言葉をかけてくれる人が現れたら。

 

甘えたくなる、頼りたくなる

それもやむ得ないことじゃないでしょうか。」

 

私たちがそうお伝えすると

 

「限界がきた、なんて許されないです。

そんな言い訳して、できなくなったら、

子供が可哀想じゃないですか!

 

そんな理由で、不倫は仕方ないなんて、

許されるはずないじゃなあいですか!」

 

と涙ながらに言われました。

 

「そうかもしれませんね。

でも、このままだと苦しいばかりでしょう?

 

ここから抜ける方法があります。

それは、大切な人、夫に

『小さなことから頼る練習をすること』

なんです。

 

それができないから、

甘える場所が必要になったのだとしたら、

 

本来の場所で頼る練習をしていけば、

今、不倫をしている相手はいらなくなります。

 

そんな単純な話ではないですが、

チャレンジしてみませんか?

私たちが一緒にサポートしますから!」

 

こんな話で、その日のカウンセリングは終わりました。

 

 

カウンセリングと日常が一致した瞬間

 

しかし、その後、

何度も私たちのカウンセリングを受けてくれた

そのご相談者さんは、来られる度に、

 

「やっぱりできませんでした」

 

と言われました。

 

夫に、小さな頼み事、

牛乳買ってきて、とか、

洗濯物入れといて、とか。

 

それを言うことができません。

 

言おうとすると、

 

「こんなに悪いことをしている私が

頼み事なんてしていいはずがない」

 

という思いにかられてしまうのです。

 

「それは無理もありませんよね。

できるタイミングでやってみてください。

 

そして、自立しすぎて頼れない話、

本当に頼りたいのは夫だという話

 

を頭の隅に置いておいてくださいね。」

 

そう、私たちは繰り返しお伝えしていきました。

 

すると、毎回、

 

「話を聴いてもらえるだけで、楽になるんです。」

 

とカウンセリングルームを後にされていました。

 

 

それからしばらく時間が経ったある日。

 

カウンセリングに来られた、そのご相談者さんの顔が

今までと全く違っていることに、私たちは驚きました。

 

何があったのか、と聞いてみると

 

「カウンセリングで言われていた話が

腑に落ちた出来事があった」

 

と言われます。

 

それはこんな話でした。

 

* * *

 

子供が学校で怪我をしたと私たち夫婦に連絡があった。

 

病院まで急いで駆けつけると

それほど大した怪我ではなく、子供は元気だった。

 

夫も職場から駆けつけてくれた。

 

しかし、怪我の処置が必要とのことで、

子供は処置室に入っていった。

 

それを廊下で待っている間に、

 

「わたしが不倫なんてしているから、

子供にこんな悪いことが起こったんだ。

この子をこんな目にあわせてしまって、

わたしは何をやってるんだろう」

 

この思いが激しく込み上げてきて

 

夫の前なのに、

我慢できなくなって、泣いてしまった。

 

そしたら、

 

夫がそんなわたしを抱きしめてくれて、

その時、わたしは大声をあげて泣いてしまった。

 

* * *

 

「その時、やっとわかったんです。

わたし、我慢の限界だったんだって。

助けて欲しいって本当は言いたかったって。

 

それを一番言いたかったのは夫だったって。

 

でも、絶対受け止めてもらえないって思ってたんですね。

 

でも、でも・・・

 

夫は泣いているわたしを受け止めてくれました。

 

あの時、自分でも驚くくらい動揺してました。

 

同時に、驚くくらいに大声で泣いてました。

 

苦しくて、悲しくて、でもなぜか温かくて。

 

自分が自分じゃなくなるような、

崩れてしまうような感じでした。」

 

私たちは思わず

 

「生まれ変わったんじゃないですか、その時」

 

と笑いながら言いました。

 

「そうかもしれませんね。」

 

そうご相談者さんは笑っていました。

 

 

夫婦の関係を回復し、絆を取り戻していく道へ

 

この出来事をきっかけに、

彼女は不倫関係をやめました。

 

時々、相手から連絡があっても、

あの時の廊下で泣いた時のことを思い出すと

心が揺れても、すぐ元に戻れました。

 

しかし、次の悩みがやってきました。

 

それは、

 

「夫とどうやって関係を回復していけばいいか」

 

という悩みでした。

 

「今までのことを全部、夫に話したくなる!」

 

というご相談者さんを止めながら、

私たちはこんな話をしました。

 

「夫や子供に償いたい、という気持ちはわかります。

まずは、一旦、それを保留にしてあげてください。

 

いつか必ず扱ってあげるからね、と自分の心に言いながら。

 

そして、今は、夫と子供と一緒に過ごせることに

感謝をしながら、過ごしてください。

 

そう感じながら、料理を作ったり、掃除したりしてみてください。

 

そして、すぐには難しくても、楽しいこと、嬉しいことを

一緒にやっていきましょう。

 

小さいことからでいいんです。

そして、このことを覚えておいて欲しいんです。

 

パートナーシップの問題は50対50

という言葉があります。

 

今回のことは、あなたに責任があると感じていますが、

 

心理的にみたら、深いところでは

夫にも半分責任があります。

 

このことを、次に整理していきましょう。

そうして、二人でこの出来事を起こしたのだとしたら、

 

その整理がついた後に、

あなた自身の罪の償いの話を整理していきましょう。

 

その時には、随分、あなたの罪悪感は小さくなっているはずです。

また一緒に、見ていきましょうね。」

 

こんなお話をさせていただきました。

 

このご相談者さんのカウンセリングのテーマが

 

不倫の相談から、

 

夫とパートナーシップを回復する相談へ

 

と変わった瞬間でした。

 

 

この話は、私たち夫婦が通ってきた話でもあります。

 

自分たちが苦しみ、乗り越えてきた経験から、

私たちは、パートナーシップの問題で苦しんでいる方の

サポートをしたいとカウンセラーになりました。

 

私たちにあなたのお役に立たせてください。

あなたのお話を聴けるのをお待ちしています。

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