二人でいるからこそ感じる「寂しさ」の対処法

寂しさ、というのは一人でいる時に感じやすい感情ですが、二人でいるからこそ感じる寂しさもあります。

夫婦だったり、恋人同士だったり、パートナーがいる時に、仕事や家事・育児が忙しすぎて余裕がなかったり、ケンカなどをきっかけに会話ができなくなったり。

そばに誰かがいるからこそ感じる寂しさ。
こんな寂しさを感じた時には、どんな風に対処していけばいいのでしょう。

二人でいるからこそ感じる寂しさの元は、あなたが相手に弱音を吐けないから。

そんな寂しさ対処法は、弱音を吐ける自分になることです。
そのためには1.気づき、2.認めて、3.誰かを頼り、弱音を吐く練習をすること。

やりやすい人との練習を積み重ねていくことで、ようやくパートナーに弱音を伝えていくことができます。

本当の弱音は相手との心の距離を縮めるのです。

二人が一緒に暮らしていたら、物理的な距離は近いわけですが、心の距離が遠いと、その寂しさはより際立ってくるわけです。

すると、相手の顔を見るたびに、心の距離を感じ、寂しさが刺激されるのでとても辛い状態になります。

いっそ一人の方がマシ!と家を一時的に出たり、別居したりしたくなるのは、こうした心理から起こります。

普通に考えると、実際に離れていくのは相手が嫌いになったからだと感じるわけですが、そうではないのですね。

では、こうした二人でいるからこそ感じる寂しさについて、どう対処していけばいいのでしょうか。

1.寂しさに気づくこと

最初に取り組むといいことは、こうした自分の寂しさに気づくことです。

先の別居の例でも書かせていただいた通り、「顔も見たくない!」と自分が思って出て行くケースも、相手に出て行け!と言われるケースも、心理は一緒。

相手のことが嫌いで遠ざけたいのではなく、心の距離を感じて苦しい、寂しさを感じて苦しいのを感じたくないから遠ざけないのです。

これって、なかなか自分では気がつけないもの。

寂しいと感じていても、感じていなくても、相手に対してネガティブな気持ちがある場合には、自分で自覚している以上に寂しさがあると気がついてみます。

心はわからない時が一番苦しいのです。

気がつくだけ楽になります。

2.寂しさを感じている自分を認めてあげる

次の段階では、寂しいと感じている気持ちを、嫌がったり、無視したり、抑圧したりせず、きちんと自分のものだと思って大切に扱ってあげることです。

こうした時には、寂しいと感じるそんな感情や、こうした事態を引き起こした自分が嫌いで否定したくなるもの。

自分が嫌いとは感じられない時は、相手に怒りを感じることも多いのですが、実はどちらにしても、自分を責めています。

そんな自分を否定せず、寂しいと感じている自分に対して、無理ないよね、こんなにがんばってきたもんね、と言ってあげてみてください。

自分を責める気持ちが、苦しみの大元です。

寂しさを感じている自分を認めてあげることは、寂しさを段々と減らしていきます。

3.寂しい気持ちを誰かに聴いてもらう

そして、次の段階は、一人で抱えないで、誰かに助けを求めて気持ちを聴いてもらうことです。

寂しさを感じている時は、誰にも言えなくなっている時が多い。

けれど、寂しさを感じる時は、誰かとのつながりを持ったり、回復するために訪れたチャンスと考えることもできるのです。

別の言い方をすれば、こんな思いをしなければ、誰かに助けを求めたり、つながりを持ったり、誰かとの関係性を回復していくことに意識や力を向けられなかったのではないか、ということ。

それくらい、我慢して、弱音を吐かずに、一人でがんばってる方が多いのです。

そう思って、信頼できる人に話を聴いてもらうことにチャレンジしてみてください。

大切なのは、愚痴とか怒りなどを吐き出すだけでなく、「寂しい」という自分の気持ちを聴いてもらうこと。

これ、自立している方にとっては、めちゃめちゃ抵抗が出ます。

状況を話したり、愚痴や怒りを聞いてもらうのは簡単なんですよ。

「寂しさ」という感情は本質的な気持ち。

だからこそ、抵抗が出るわけですが、これを伝えていけることが、自分を変えるチャレンジになるのです。

こうしたチャレンジをして寂しさを言えたとき、いかに自分が我慢して、弱音を吐かずに、一人でがんばっていたかに気づくことができます。

すると、やっとこの生き方をやめないといけないんだな、と気づくことができるのです。

こうして1~3のステップを踏んでいき、ようやく次の段階が、実際の相手に気持ちを伝えていく、ということになります。

自分のパートナーは強敵、「ラスボス」ですから、練習をしてからでないと、うまくやれません。

そのために、このステップで練習をしていけばいいんだな、と思ってみてください。

あなたのチャレンジは、きっとパートナーとの距離を縮め、寂しさの解消につながっていきます。

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