手に入れたいもの、願いが叶わない時は「頭でわかってるのに心が言うことを聞いてくれない」時(前編)

今回は、私たちの頭と心が別々に働いているお話です。

よく言う「頭ではわかっているけど、心が言うことを聞いてくれない」という心のメカニズムについてお話しします。

私たちが、手に入れたいものあったり、願いが叶わない時。

頭ではそう望んでいながら、心の中では望んでいない、そんな矛盾を心が起こしている場合があります。

 

私たちの心は、表面意識と潜在意識に分かれていると言われます。

表面意識は私たちが普段から自覚しているところ。頭で思考したり、感情を自覚したりしているところです。

潜在意識は普段私たちが感じられていない感情や感覚を司っているところ。

読んで字の如く、下に潜んでいる意識のことです。

その割合は、いろいろな説がありますが、表面意識は心全体の3%から4%、潜在意識は残りの93%から96%と言われたりします。

そう考えてみると、私たちの心には、普段意識していない部分がとても多く存在することになりますよね。

表面意識というのは普段、思考している部分ですから、これが自覚していると感じているところ。

しかし、それより潜在意識の割合がこれほど多いとしたら、私たちは気がついていないだけで、この部分にずいぶん影響を受けていることになります。

ところが、心の中を見ることはできませんので、どんな風に潜在意識の影響を受けているのかを知ることが難しいですよね。

でも、手に入れたい事や願いが叶わない時は、表面意識と潜在意識の葛藤が起こっているからかもしれない、そんな視点を持つことで、潜在意識の中を推測することができるとも言えます。

例えば、結婚したいと思っているのに、婚活がうまくいっていない時。

あるいは、恋人がいたり、結婚しているのに、パートナーとうまくいっていない時。

結婚したい、とか、パートナーと仲良くしたいと思っているのに、それが実現していないということは、潜在意識の中ではそこに抵抗があり、表面意識と葛藤を起こしていて、それが心理的なブロックになっている、なんてことが起こったりします。

潜在意識の中に何があるのかというと、例えば、結婚に対しての怖れや不安、あるいは結婚のイメージが悪いといったものが、相手を見つけても、相手と一緒にいても、うまくいくはずがない、自分が苦労するに違いない、という思いが眠っていて、それがブロックになっていることがあります。

幸せな結婚生活を手に入れたいと思ったら、この意識できていない心の感情ブロックを外していくことが、その方法になります。

では、どうすればそのブロックを外してことができるのでしょう。

まず最初のステップは、「欲しいと願っていながら手に入っていないということは、自分の心の中に相反する感情や感覚はあるかもしれない」、そう仮説を立てて、心の中を探ってみることから始めます。

そこには、結婚に対しての悪いイメージ、例えば、夫婦は喧嘩する、妻が非常な苦労をする、などが眠っているかもしれません。

そして、そんなイメージを持ってしまった理由について、自分の過去を思い出してみます。

過去の体験が潜在意識の中にイメージを作り出しているからなのですね。

そんなイメージを良いものに書き換えてみる、というのを「イメージワーク」でやっていきます。

実際のカウンセリングで行うイメージワークの例をお話ししましょう。

これは「今、あなたの目の前に未来から来たあなたがやってきて、語りかけてくれる」というワークです。

続きは・・・後編で!

後編は>>>こちらをご覧ください

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