仕事を休んでしまった時。それは、あなたの新しい一歩かもしれない。

自分に厳しすぎる人が、「厳しすぎる」をやめて、「普通の努力」に戻っていく過程で、起こることがあるお話なんです。

自分に厳しすぎる人は、そもそも、こうした自覚がありません。

むしろ「自分に甘すぎる」と思っている人がほとんど。

だから、「我慢する」「努力する」「一人でやりきる」のは当たり前。

当たり前すぎて、それを指摘されても、わからないんですね。

そんな人が、仕事を休むなんてことは、ありえないことなんです。

ところが、「自分に厳しすぎる」人が「仕事を休むことはあり得ない」話は、二つのパターンがあります。

ひとつは、その言葉どおり、高熱でも出さない限り、仕事を休めない人。
もうひとつは、疲れすぎたり、遊びにいくために有休を使える人。

二つ目のケース、ちゃんと仕事休めてるじゃん!と思われるかもしれません。
問題は、この時の「感情」で、「休むことにすごく罪悪感を感じ」ているので、せっかくの休暇を楽しめないため、心理的には「休んでない」わけです。

どちらにしても、「自分に厳しすぎる」ことが原因。

これを解放していくためには、まず、「自分が厳しすぎる」ことに気づかないといけません。
そのためのチェックリストがあります。

1.「自分に厳しいか」と聞かれたら「自分に甘い」と答えてしまう。
2.周囲の人から「我慢強い」と言われる。
3.周囲の人から「弱音を吐かない」と言われる
4.周囲の人から「一人でやってしまう」と言われる。

この項目に当てはまる数が多いほど、あなたは「自分に厳しすぎる」傾向があります。

当てはまる!と思われる、あなた。

まずは、自分のがんばりを褒めてあげましょう。認めてあげましょう。

それを毎日、きちんと自分の心に伝え続けてください。
そのことで、少しずつ、自分の心が緩んでいきます。

カウンセリングでは、自分に厳しい方には、こうしたお話をし、私から、どれくらいあなたが今までがんばってきたのか、を伝え続けていきます。

これが積み重なっていくと、ある時、「自分にこんなに厳しすぎなくていいかも」と思う瞬間が来ることがあります。

その時、ふっと「今日、仕事休んでもいいかな」と思える時があるんですね。

それを実行に移した時。
もちろん、罪悪感は感じるんですが、それよりも「休めたことでほっとできること」の方が大きく感じられる時があるんです。

それが、あなたが「自分に厳しすぎる」から解放された第一歩。

そんなこと、とても感じられそうにない!と思われた、あなた。

あなたは、今も、今までも、ずっと「自分に厳しすぎる」人生を歩いてきたのかもしれません。

もうそろそろ、そんなに「自分に厳しく」しなくてもいいんじゃないですか?
あなたは、これまで、十分すぎるほどがんばってきたんですから。

そんな風に、自分自身に言ってあげていただけたらと思います。

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